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2006年8月 9日 (水)

夏への扉 -ロバート・A・ハインライン

夏への扉 Book 夏への扉

著者:福島 正実,ロバート・A・ハインライン
販売元:早川書房
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SF界で多分、一番有名な猫、ピート

 昔、ドラえもんをみて、未来の世界に素直にあこがれました。

 TV電話。チューブタイプの道路。タイヤのない車。

 けれど気がつくと、アトムはもう生まれてしまったし、HAL9000はとっくに宇宙にでかけ、そしてこの本のもう一人?の主人公、ピートは二度目の冷凍睡眠に入っている。
 
 今は、未来の世界に憧れるかわりに、もう過去になっている「近未来」の話を読むのが好きです。
 大抵の場合、昔の作品の方が未来を好意的にとらえているものが多いので、読んでいてとても楽しい。

 「夏への扉」の近未来は2000年。
 スティックタイト製の洋服。お手伝いロボット。冷凍睡眠。
 その世界は、決して明るいだけの未来ではないけれど、主人公が、その未来をこよなく愛しているという点がとても、いいな、と思います。
 相棒のピートを一緒に冷凍睡眠で未来へ連れていく、のもなんだかとてもうれしい。
 そしてピートがそれでも、夏への扉を探し続けるのも。
 
 
 最近の作品は悲惨な未来を書いているものが多いのは、リアリティを追求するからかもしれない、と思うとちょっと嫌です。
 悲惨な近未来の話を、遠い未来に読んで、楽しいとも思えないしw。

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受信: 2006年8月22日 (火) 11時18分

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