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2006年8月31日 (木)

お部屋は水族館シリーズ 

お部屋は水族館 ツノダシ Toy お部屋は水族館 ツノダシ

販売元:アイマル
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本当は紐をつけて飾るものです...

 魚の形した風船です。

 「魚のえさ」とよばれる、微妙な配合のガスを入れると、微妙な高さでゆらゆらと浮いている、インテリア?用の風船。

 何年か前、この魚2,3匹を、部屋でゆらゆらさせたら楽しいな、と思って買いました。

 まだ、今の仕事に就く前、不本意な職につきながら実家でうつうつとしていたときの話です。

 

 ゆらゆらと動く魚は、1週間に1回程度の頻度で、えさを必要としました。

大体3日ほどで元気がなくなり、1週間で地面すれすれにしか浮かんでくれなくなります。

 その日も、そろそろえさを与えなきゃいけないギリギリでした。 

 地面すれすれで浮かんでいるのか浮かんでいないかわからない魚をあまくみて、部屋のドアをあけっぱなしで、本を読んでいました。

 気がつくと、魚がいない。

 実家は古い家なので廊下はなく、部屋を通じて風のとおり道がなんとなくできています。

 だからといって、潮の流れでもあるまいし、と、甘くみていたのに。

 

 なんと魚は、通路代わりの部屋を通り、角をまがり、また部屋を3部屋分をとおりこして、外へ旅立っていきました。

 

 私が空を見上げたときには、地面すれすれにしか浮かんでいなかったはずの魚は、かろうじて見えるくらいまで高く、空にむかって泳いでいくところでした。

 その姿は、動こうとしない私から逃げ出すようにも、私を見限ったようにも思えて、私はただただぼんやりと、去っていく魚を見つめ続けるしかありませんでした。

 

 今日、職場から、飛行船が飛んでいるのをみて、そんな事を思い出しました。

 あのときの魚は、どうなっただろう。私をおいて、好きな場所へ泳いでいった。

 私も遅ればせながら、好きな場所へむかって今ここにいるよ。

 君のおかげだよ、ありがとう。

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2006年8月30日 (水)

ぼくの伯父さんの休暇

ぼくの伯父さんの休暇 デジタル・ニューマスター版 DVD ぼくの伯父さんの休暇 デジタル・ニューマスター版

販売元:角川エンタテインメント
発売日:2005/12/02
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「ぼくの伯父さん」もありますが、実はこちらが1作目。

 日本では大人になると、夏休みといってもよくて一週間。フランスの「バカンス」とは大きく違う。

 あくまで、あちこちの本から読んででの判断ですが、

バカンス、と、いったら最低3週間。大抵一ヶ月。

海辺、山等の近くにある下宿、ホテル等を探し、大きな荷物をもって、そこですごす。

 休みつかれ、なんて言葉はありえない。あくまで、のんびり。 

 

 でも、バカンスの間も、のんびりできずにせかせかと、いろんな事をしちゃう人だっているはずだ。この、ムッシュ・ユロのように。

 同じ宿の住人に、ちょっと白い眼でみられながら、せかせかと、色んな事に手をだすムッシュ・ユロこと、ジャック・タチは本当にキュート。

 溶けて落ちちゃいそうになっている、飴の塊りが気になってしょうがなかったり、

 ボート?に乗ったのにまっぷたつに折れちゃったり、

 子供が買ったアイスが落ちないか気になってしかたなかったり。

 そのほとんどが、パントマイムです。セリフなんてほんのちょっとだけど、なにがどうだというわけでもない、ほのぼの感が素敵です。

   

 「ぼくの伯父さんの休暇」のノベルズが図書館にありました。

ずっとムッシュ・ユロを観察している形で話は進んでいきますが、この語り手はいったい誰だろうと思ったら、映画のなかで、最後の最後にユロ氏に名刺を渡しているおじさんだった。

うまいなあ。またこの映画をみたくなりました。

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2006年8月29日 (火)

モモ -ミヒャエル・エンデ(BlogPet)

ももんがが、やっぱり「モモ」
とは違ったとしても、たとえそれが、若い中学生という事がなんとなくわかる


 ただし、そんな聞き役は、おばあちゃんになるくらいまでじゃないとかめいた事をいえるよう
当時エンを満足してくることは聞き役ではありません


 そして、満足しています


 そうなるには出せませんでしたが、若い中学生とかめいた事をいえるよう
今度はネットで理想などしたらどんな女の人にも、ありとあらゆる話を聞いていました
と、ももんがが言ってたよ♪


*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「がんもも」が書きました。

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新編 性悪猫 -やまだ紫

御伽草子―マンガ日本の古典 (21) Book 御伽草子―マンガ日本の古典 (21)

著者:やまだ 紫
販売元:中央公論社
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何もないのもさみしいので...。(アフェリエイト目的じゃないから、報酬対象外でもリンクはらせてほしい...)

 

 「性悪猫」はちくま文庫ででていますが、マンガです。

 短編集で、名前もない猫達の、一人語りや、会話のたぐいばかりです。

 絵は、トーンもほとんどはられていない、手で書き込んだ、味わい深い、あったかい絵です。

  

 元野良猫が家猫になってからの、失くすものをもってしまったかすかな恐れ。

 子供を産んだばかりの母猫は、「子を産むとき、母親の私も一緒に産んだ」と言う。

 春がくるのを感じてわくわくして、布団にすりすりしたくなる気分。

 雨で淋しいから、子猫のように、砂袋のように抱いていてよ、と、飼い主に甘える日。

 

 人が主人公でもいいじゃないか、と、最初に読んだとき思いました。

 でも、人はこんな風にストレートにはものを思えない。

 猫じゃなかったら、きっとしっくりこない。

 性悪猫とは名ばかりの、物思う猫たちの気持ちはあんまりまっすぐで、素直に「そうだね」といってあげたくなる。

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2006年8月28日 (月)

モモ -ミヒャエル・エンデ

モモ Book モモ

著者:ミヒャエル・エンデ
販売元:岩波書店
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「バターとはちみつを塗ったパン」をしばらく真似して食べました

 

 中学生の頃、当時ストレスの溜まっていた姉の、ありとあらゆる話を聞いていました。

 年上の姉に、アドバイスめいた事をいえるようになったのは就職してからで、当時は思うことがあっても口には出せませんでした。

 ただただ、聞いていただけです。

 そして、聞いているうちに、姉が欲しいうけこたえがわかるようになりました。 

 多分、今、こういってほしいのだろうな、という事がなんとなくわかる。

 たとえ私が本当に思った感想とは違ったとしても、たとえそれが相手のためにはならなくとも、相手が欲しいセリフをいってあげる。ある意味、最低な能力、行動かとは思います。

 ただし、そんな聞き役は、ある程度若い女の子、もしかしたらどんな女の人にも、理想の相手なのは間違いなく、その結果、その後何年も、ありとあらゆる友達の聞き役になっていました。

 何人かは、毎日電話をしてくるぐらい。

 私のプライベートの時間など気にせず、話すだけ話して、そして、満足して電話をきっていく彼らは、悩みを話す以外の目的で、私に連絡をとってくることはついぞありませんでした。

  

 今はもう、私は聞き役ではありません。

 相手が欲しいセリフを言うより、自分が思った事をいうようにしています。

 聞くだけでなく、私の話も相手にします。

 それが分相応。

 あの当時、私は「モモ」のように話を聞いていたつもりでしたが、やっぱり「モモ」とは全く違ってたもの。

 もし、もう一度、「聞き役」になるときは今度こそ、モモのように、と思います。

 そうなるには、おばあちゃんになるくらいまでじゃないと無理だと思いますが。

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2006年8月27日 (日)

天邪鬼だと思ってた

 朝、出勤しながら、「今日は、ちょいとがんばろう!」なんて、思った日ほど、結局仕事がすすまない。

 あれもやろう、これもやろう、なんて思う週末ほど、動かない。

 

 自分に逆自己暗示でもかけているのかしら、と思っていたけど、

ただ単に、がんばるほど、動けるほどには、自分が元気じゃないだけなのかも。

  読んでいた京極夏彦さんの小説の一文に、「健康な人は健康を意識しない」というセリフがあって思ったことなのだけれども。 

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2006年8月26日 (土)

寿司屋のかみさんおいしい話 -佐川 芳枝

寿司屋のかみさんおいしい話 Book 寿司屋のかみさんおいしい話

著者:佐川 芳枝
販売元:講談社
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一度いってみたい...

 昔、はまっていた演劇の話を、宴会の席で上司に話していたら、

 「本当に好きなんだねえ、眼が輝いてるもん。」と言われた。

 そんな事をいわれたのははじめてだったのだけど、それから注意して他の人をみていたら、本当に人は好きなことを話すときは眼が輝く。

 あれはなんなんでしょう?

 恋をしている人は眼がうるむ。それに近いものがあるのかもしれない。

 

 きっとそういう風に、「寿司屋のかみさん」こと、佐川 芳枝さんはお寿司について話すに違いない。

 そうでなければ、こんなに食べたくなる気分にさせられるわけがない。

 大きなお釜の底にのこったおこげでつくる、おにぎり。

 たっぷりと出汁のしみこんだ、玉子焼き。

 大量につくるからこその、深い味わいのしじみのお味噌汁。

 そして何より、四季折々でかわる、寿司ネタ。

 不思議なんだけど、文章なのに、いとおしいと思っていることが、ひしひしとわかる。

 で、食べたくなる。

  

 お寿司は好きですが、一人で寿司屋の暖簾をくぐるほど粋な女性ではありません。

 回転寿司だって、一人では行くにはためらいがあるし、それになんとなく気分がでない。

 そんな最近の私のお気に入りは、立ち食い形式のお寿司屋さん。

 女の人一人も結構いて、気軽に入れるし、そこの「葉わさび」の手巻きがお気に入り。

 この本にでてくる、めずらしいネタもあこがれるのだけど、私がお寿司の味を楽しめる程度に肩肘はらないお寿司屋さんは、このへんがまだ限界みたい。

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2006年8月25日 (金)

海辺のカフカ -村上 春樹

海辺のカフカ (上) Book 海辺のカフカ (上)

著者:村上 春樹
販売元:新潮社
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結局、海辺ではなく電車で読んでしまった

 なんにつけ、「答え」が気になって仕方ありません。

 なぞなぞ、手品、ありとあらゆる試験問題、ミステリー。

 自分が答えを、あってようが間違ってようが予想できた場合は、まだ我慢できますが、全く予想できなかった場合は、我慢がききません。

 世界の七不思議、ビッグバンの前、ミクロの世界、等、誰も知らないならばともかく、誰かが「答え」を知っているのなら、知りたい。知りたくてたまらない。

 だから、春樹さんより、龍派なのかもしれません。

 「パン屋再襲撃」、「羊男のクリスマス」の、あまりに説明のないメタファーについてゆけなかった。

 

 で、「海辺のカフカ」。

 驚きました。 

 村上春樹さんのは苦手、と、遠ざかっていたのを後悔したほど、面白かった。

 

下巻の途中までは。

 

 説明がほどよくされている、でも、全く答えがわからないメタファーの数々は、今回も、やっぱり、あくまでメタファーなので、謎解きはされず。

 ミステリーとは違うから、答えを期待しちゃいけないのはわかっていますが。

 答えがないからこそ、何度も楽しめるのもわかっていますが。

 「世界の万物はメタファーだ。我々はメタファーを通してアイロニーを受け入れる」

大島さんはそういいますが。

 田村カフカも、カラスも、ナカタさんも、ジョニー・ウォーカーもカーネル・サンダースも。

 一見、普通?らしい星野さんも、佐伯さんも、大島さんも。

 その全てがメタファーなのはかまわない。

 では、一体「なんの」メタファーなのか? が、無粋だとわかっちゃいますが、ああ、知りたくてたまらない。

 

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2006年8月24日 (木)

Discography -Pet Shop Boys

ディスコグラフィー ~ザ・コンプリート・シングルス・コレクション Music ディスコグラフィー ~ザ・コンプリート・シングルス・コレクション

アーティスト:ペット・ショップ・ボーイズ
販売元:東芝EMI
発売日:1996/12/04
Amazon.co.jpで詳細を確認する

この二人は年とらない...

  このアルバムを聞いていたら、U2の名曲「Where the street no name」がカバーされていて驚きました。

 しかも、見事にアレンジされていて、途中で曲調までかわって。

 U2も大好きだけど、Pet Shop Boysバージョンもいいかもしれない。

 

 ある日、姉がその曲を聴いていいました。

あ、「君の瞳に恋してる」だー。懐かしいー。

 いや、これはU2の曲だ。そんなはずない、これはボーイズタウンギャングだ、なんて言い合って、二人できまずい雰囲気になっていましたが。

 ライナーノーツをみてわかりました。

 曲の最初がU2で、途中からボーイズタウンギャング。

 

 お互いが片方しか知らなかったからとはいえ、つなげかたがあんまり自然で、きづきもしませんでした。 

 さすが、大物らしくない大物。やられた。

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2006年8月23日 (水)

ポンヌフの恋人

DVD ポンヌフの恋人

販売元:東北新社
発売日:2006/10/27
Amazon.co.jpで詳細を確認する

ポン・ヌフとはフランス語で「新橋」で、そしてパリで一番古い橋。

 アレックス三部作、の三作目にあたるこの作品のアレックスは、老朽化したポンヌフに住んでいる。

 そのポンヌフに転がりこんできた、やはりホームレスの生活をしているミシェルに恋をする。

 ミシェルの荷物をあさり、ミシェルの元恋人をとおざけ、ミシェルのために魚を盗む。

 冷静にみれば、ほとんどストーカーなのだけど。

 パリの美しさと、ホームレスの現実の汚さのあまりの落差に、ひいてしまう人もいるかもしれないけど。

 花火をバックに、ミシェルを、うっとりとした顔で抱きしめて踊る。抱きしめられているミシェルがべろべろに酔っているのが、そのうっとりとした顔とは対照的でせつなくて。

 アレックスが、祭りの日にやる大道芸。それをみて、はじめて微笑むミシェル。

 二人ででかける海。すごくすごくうれしそうに笑いながら手をつないで走るアレックス。  

 再会した二人が雪まみれになりながらもポンヌフですごすシーン。

 最初の頃、アレックスがミシェルに残すメッセージ。

「 誰かが君を愛している
 君が誰かを愛していたら「空は白い」と言ってくれ
  相手は「雲は黒い」と答える。
  それが愛の始まりだ」

  不眠症の浮浪者だって、恋をする。

 その浮浪者がフランス人ならば、ロマンティストなのはなおさらだ。

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2006年8月22日 (火)

深夜特急 -沢木 耕太郎

深夜特急〈1〉香港・マカオ Book 深夜特急〈1〉香港・マカオ

著者:沢木 耕太郎
販売元:新潮社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

特急といってもバス

  旅行をほとんどしません。

 金銭的な理由もあるけど、性格だろうな、と思っています。

 観光地で育ったからでしょうか。
 自分にとっては訪れた地でも、暮らしている人にとっては生活の場なんだ、なんて感じてしまうと、うかれた気分もふっとびます。旅行ではなく、生活する人にあこがれてしまうのです。

 目的がある場合は別です。
それがたとえ「そこで本を読む」とか「だらだら散歩をする」でもかまわない。
それこそ、「その地で、あてどもなくさまよう」のだって、それが目的ならば、全然OK。

 「日常から離れるのが目的なんだ」といわれれば、なるほど、と思いますが、
少なくとも私は一日やそこらでは日常から離れられない。

 結局、私がでかける場所といったら生活圏内にある場所ばかり。
新宿御苑で梅見、上野でお花見、海ほたるからみる夜景、観音崎からみる夕日。
近場で行きたい場所、やりたい事がやまほどあるので、今はそれで満足しちゃってます。

 旅行者にはなれないたちなんだろうなと、しみじみ感じます。

 
 「深夜特急」は全6巻。
これは旅行記ではもはやありません。主人公である著者の行動記録です。
日本から、ロンドンまでバスでゆく。
友達と賭けがきっかけだけど、主人公は全く急ごうとはせず、気に入った土地には満足するまで滞在します。
 旅行ではなく、生活する人の眼で書かれているからこそ、何度も読みたくなる。
 旅行者ではなく、居住者になりたい私にはそこがここちいい。
 

 ちなみに、せっかくだから、の「せっかく主義」で、普段、行きもしない美術館や神社、仏閣に行く人達を、正直、なんだかなあと思っちゃったりしています。
 格安ツアーを申し込むのにためらってしまうのは、その偏見が原因かもしれません。

 つべこべ言わずに、行って楽しんだもん勝ち、とも思うのですけどね。

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2006年8月21日 (月)

熱帯安楽椅子 -山田 詠美

熱帯安楽椅子 Book 熱帯安楽椅子

著者:山田 詠美
販売元:集英社
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この、カバー絵も大好き

 くだらない事でも、口に出すと楽しそうにみえるシチュエーションに弱いです。

 「いい天気だったから、3時間あるいて家まで帰る」とか、

 「浅草から水上バスにのって移動して東京タワーまで」とか。

 この間いったフジロックも音楽目的ではなく、「いい天気の下で寝転んで音楽聴きながらお酒を飲む」というシチュエーションに誘われていくようになりました。

 多分、そういうくだらない事を楽しめる自分にほっとするからかもしれません。

 

 友達に海に誘われたのですが、急だったので断りました。

 すると、ツボを心得ている友達は、「海辺にデッキチェアをだして、お酒と煙草片手に本を読む」というシチュエーションを出してきました。

 私の負けです。いそいそと、海辺で読む本を考えてる自分がいました。

  まず第一に、一度読んだ本。もしくは短編集。そうでないとはまって周りの景色なんかみなくなるから。

 次に、舞台が夏、もしくは海のもの。それからじめじめしていないもの。

 そう考えて、思い浮かんだのはこの「熱帯安楽椅子」です。

 舞台は、バリ島、デンパサール。美しい海と美しい人々。怠惰な生活と真摯な瞳。

 耳の聞こえない少年、トニが、主人公に贈った風景のすばらしさ。

 よし!これがいいと、手にとって。...そのまま読みふけってしまいました。

 あーあ、読んじゃったよ。仕方ない、他の本を探そう、と思っていたら、お誘いがキャンセルになりました。

 キャンセルになっても頭の中は「海辺で読書」のシチュエーションが離れません。

 来週、晴れたら行こうかな、と思いつつ、「海辺のカフカ」なんて本屋で買っちゃったりして。やれやれ。

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2006年8月20日 (日)

勝ち負けじゃないはず

 ずっと疑問で、まわりにきいてみた。

 「好かれた場合でも、つきあいだしたら自分が好きになった場合と同じテンションまであがるものなのだろうか?」

 女の子は大抵あがる。聞いてみてもそうだった。
 最初に彼のテンションが高くても、そのうち、交差するように立場が逆転していくのをよくみるし。

 男の子はどうだろうと思っていたらやっぱりあがるらしい。

 「男はね、好きって言われたら好きになっちゃうんだよ」とは、男友達の意見。
 けだし名言だ。

 「同じテンションじゃないのはあたりまえで、それでもいいんだ。」と言ったのは、夫婦生活20年の方の意見。説得力あるなあ。

 

 あがらなかったのは、相手が悪かったのか、そんな事を気にする私のせいなのか。

 「恋じゃなくても、愛情はわくだろう? 長く一緒にいれば、大事なのはそっちだ。それじゃいけないのか?」

 はい、言われればそのとおりです。返す言葉もありません。

 じゃあなぜ、それじゃ私は満足しないのだろう?

 

 好かれた相手を好きになる。勝ちのみえてる勝負はつまらない。

 そんな、恐ろしい理由が頭にうかんで、ぞっとした。

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2006年8月19日 (土)

お父さんのバックドロップ -中島 らも

お父さんのバックドロップ Book お父さんのバックドロップ

著者:中島 らも
販売元:集英社
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正しくアホな、愛すべきお父さん

 自分が書く文章で、影響を受けた人と言われてもぱっと思いつきませんが、

 自分の話術やMixiの日記のような、特にネタ的なものの書き方で影響を受けたといったら、多分、景山民夫さん、中島らもさんのエッセイだと思います。

 両氏ともに、若くしてなくなられてしまい、残念です。もっともっと書いてほしかった。

 この二人の共通項として、以下があります。

 * 深くはまっている、マニアックな趣味を持っている。

 * 身を削って笑わせてナンボ、という感がある。

 * 他人を落とす場合は、徹底的に落とす。徹底的すぎて逆に愛を感じる。決して不快な気分にさせない。

 * 真面目な内容を書かれているときも、他のふざけた話のイメージを決してそこなわない文章が書ける。

 * どちらもきっと、愛あるトホホなお父さんであったことが想像できる。  

 「お父さんのバックドロップ」はエッセイではありません。短編集です。

 ありとあらゆる、愛ある「バカ」なお父さんがでてきます。

 実際に、自分の父がこうだったら大変だと思いつつも、中途半端に堅物なくらいだったら、こっちの方が、なんてことも思います。隣の芝だからだとわかっていますが。

 バカボンのパパはいつだって愛される。それは普段の行いに愛があふれているからでしょう。

 

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2006年8月18日 (金)

Home -アンジェラ・アキ

Home (通常盤) Music Home (通常盤)

アーティスト:アンジェラ・アキ
販売元:ERJ
発売日:2006/06/14
Amazon.co.jpで詳細を確認する

これがファーストアルバムであることを知りませんでした..

 悲劇のヒロインぶるのは嫌いです。

 元気になる方法のひとつであることはわかってますが、性格的に許せません。

 でも、本当の理由は、抜け出せなくなるから。

 悲劇にひたるのは、諸刃の剣。それで元気になる人もいるでしょう。

 私は無理です。その居心地のよさにきっとどっぷりはまる。

 だから、なるべくそうならないように気をつけてはいますが。

 

 音楽には弱いです。

 

 いい音楽には、自分がどんな状態であっても、ひきずられてしまうのだから、心境どまんなかだったりしたら、もう逆らいようがありません。

 
 Angela Aki さんの「Home」は、予備知識がほとんどなく借りました。

 秀作だと思いますが、正直、同じ雰囲気の曲が多いです。

 聴きやすい分、一ヶ月たったら飽きてしまう可能性がちょっと高いです。

 やはり同じ雰囲気の曲ばかりでも、買わずにはいられなくなるEnyaとは、何か違う。

 
 それでも、「Love Is Over Now」の、古臭い、といってもいいくらいの懐かしいメロディと歌詞に、今はやられています。

 勝手に胸が痛くなって、悲劇のヒロインぶりたい自分をちくちくと刺激します。

 だから、あきらめて、この曲限定で悲劇のヒロインになって、
 
 次の曲の「心の戦士」で、もとに戻ることにしています。

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2006年8月16日 (水)

巷説百物語 -京極夏彦

京極夏彦 巷説百物語 DVD-BOX ディレクターズエディション DVD 京極夏彦 巷説百物語 DVD-BOX ディレクターズエディション

販売元:東宝
発売日:2004/02/27
Amazon.co.jpで詳細を確認する

三頭身の又市がかっこよくみえてきて不思議w

 うんちく好きなので京極夏彦さんの小説、大好きです。

 妖怪とは、心にわいてくるネガティブな気持ち、「魔がさす」の「魔」に名前をつけたもの。

 京極堂シリーズ、巷説百物語シリーズ、ともに、妖怪をそういう風に扱っているので、今までの不思議話系小説のように、無駄に呪文や不思議な技は使いません。そこが気に入ってます。

 

 「巷説百物語」は作者本人が「必殺シリーズ」へのオマージュといっているだけに、確かに必殺仕事人くさい。だからでしょうか、題材にしやすいのでしょう。TVドラマも2種類でき、アニメにもなっています。

 アニメ巷説百物語は、画風は大人向けの「日本むかしばなし」のよう。そして内容は、日本むかしばなしの「後味の悪い」話をもっとえぐくしたようなもの。

 DVDを買おうか迷っていた私に、姉がいいことを教えてくれました。

 今月、1話~4話がYahoo!動画で、無料配信されているとのこと。

 すごく嬉しい!。しばらくは楽しめそうです。

 

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ピタゴラスイッチ

NHK ピタゴラスイッチのページ

 「こっちむいて二人で前ならえー」と歌いながら、踊ってしまっている今回の帰省。

 二人一組でやってこそ楽しい、アルゴリズム体操、アルゴリズム行進。

 元ねたはNHK教育番組です。

 あなどれません。

 ちょっとしらなかった、工業製品の紹介。

 一本の線が犬になり、家になる。

 そして、ルーブ・ゴールドバーグマシンを現実化した「ピタゴラスイッチ」。

 監修は佐藤雅彦さん。「バザールでござーる」や「ポリンキー」を作った方です。

 全体的に理系の雰囲気がただよい、そしてまちがいなく、大人になってから「あの番組大好きだったー」と、話題になっちゃう番組でしょう。

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2006年8月14日 (月)

遠い海から来たCOO -景山 民夫(BlogPet)

昨日、ももんがが
前者は宴会遠いとしばしばよばれ、 後者は話題がふられなかったりすると、「つまらなかった」なんて簡単にいっちゃったりするタイプ。
とか書いてた?

*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「がんもも」が書きました。

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2006年8月13日 (日)

羊の宇宙 -たむらしげる,夢枕 獏

羊の宇宙 Book 羊の宇宙

著者:たむら しげる,夢枕 獏
販売元:文藝春秋
Amazon.co.jpで詳細を確認する

ネタバレの内容を書いちゃってます。あしからず。

  やさしいことを、難しく説明するのは誰でもできる。
難しいことを、簡単に説明できる人ほど、それについて理解している人だ、と、仕事についてから、つくづく感じています。

 仕事で英文のメールを書いたとき、うまく表現できない部分を同僚に聞きました。
 私の英文をみたうえで、さらさらと英文を書きながら、いいました。
 「あんまり上手に書くと難しい内容の返事がくるから、この程度の書き方にしておきますね。」

 ...正直、心の底から感動しました。
 ただ中途半端に英語が得意な人に頼んだら、絶対にでてこない配慮です。
 彼はそういえば、何ヶ国語もあやつる帰国子女でした。
 
 
 「羊の宇宙」は、本来、短編集におさめられていました。
 当時は挿絵も何もなかったけど、簡単にイメージできる、美しい風景。

 場所は山脈のとある草原。
 そこにいるカザフ族の羊飼いの少年。彼をきまぐれにたずねた、あまりに有名な老物理学者。
 二人はその草原で、時間や宇宙観について語ります。

 老物理学者はチャーミング。
 彼は物理も宗教も数学も、つきつめると同じ真理にたどりつく、といい、おつきの者に問われて答えます。

 「人は皆、誰にはばかることなく幸せになってもいいのだ」

 カザフ族の羊飼いの少年は、羊をみながら考えることが大好き。
 物理学者に宇宙について答えます。

 「この宇宙はね、羊と羊じゃないものからできているんだよ。」

 
 老物理学者はもちろん天才だけど、この羊飼いの少年も天才。
 天才同士の会話は、とてもとても易しい言葉でかわされる。

 この話のシチュエーションも、登場人物も、もちろん内容も、私のお気に入りの一つです。
 「この宇宙は、羊と羊じゃないものからできている」
 宇宙をあらわす説明で、これ以上の素敵な言葉はしりません。

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2006年8月12日 (土)

ぼくの地球を守って -日渡 早紀

ぼくの地球を守って―愛蔵版 (8) Book ぼくの地球を守って―愛蔵版 (8)

著者:日渡 早紀
販売元:白泉社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

何故、8巻かというと、画像がこれしかなかったから

 人が集まるときには人は2種類にわかれると思います。

 例えば、飲み会。

 飲み会での話題のタネをまく人と、まかれるのを待っている人。

 前者は宴会好きとしばしばよばれ、
 後者は話題がふられなかったりすると、「つまらなかった」なんて簡単にいっちゃったりするタイプ。

 私は間違いなく、前者です。

 だから、正直、大勢で飲むのがしんどいときがあります。

 望むと望まざるにかかわらず、場の雰囲気で自分にあたえられた役割ってもんを感じてしまう。

 それはもしかしたら錯覚で、誰もそんなものを期待していないかもしれない。

 それでも、なるべく場を楽しくしようとあせってしまいます。

 だから、「タネをまく人」同士で飲むときは、ちょっと安心する。

 お互い、あえて、明るくする必要はないので。

  

 「ぼくの地球を守って」には、「キチェス」とよばれる特別な能力をもつキャラクターがでてきます。

 彼女は周りからキチェスとしての能力を求められますが、彼女本人は、キチェスとしての自分ではなく、彼女本人を求めてくれる相手をひたすら望みます。

 そして、そういう相手にめぐりあったのに、その相手に、最後の最後にキチェスとしての自分を求められる。

 それは誤解だったのだけど、そのときの彼女の絶望はよくわかる。

 それならば、仕方ない。相手がそれを望むなら、と、覚悟を決めるしかないのです。

 

 常日頃、私にふられている役割はつねに、「ケンカをうってくるようなきついセリフをはく、でも、いじられキャラ」です。

 今日も飲み会によばれました。

 帰り道、一人の人に、「ケンカうりすぎ」といわれました。

 うん。たしかに今日はそうだったと思う。でも、理由があるんだ。

 私がケンカをうることで、いい子キャラでいられる相手がいる。

 そんなこと、言っても仕方ないから、言わないけどね。

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2006年8月11日 (金)

李白詩選 -李白

李白詩選 Book 李白詩選

販売元:岩波書店
Amazon.co.jpで詳細を確認する

実は、持ってないです...

 牀前看月光
 疑是地上霜
 挙頭望山月
 低頭思故郷

読み下し:
 牀前に月光を看る 
 疑うらくは是れ 地上の霜かと
 頭を挙げて 山月を望み
 頭を低れて 故郷を思う

 李白のよんだ、「静夜思」という五言絶句です。
 この句にある、「霜が降りたかと見まごうばかりの月の光」は決して大げさな比喩ではありません。

 

 実家は寒いわりに雪が少ない地域です。
真冬、月の綺麗な晩は特に寒く、庭の木々にびっしり降りた霜に月明かりが反射して、それはそれは美しい。

 子供の頃、実家のトイレ(というかお便所)は、サザエさん家のように、縁側の突き当たりにありました。
 ただし、サザエさん家のように広い縁側ではなく、ガラスもありません。濡れ縁です。

 夜中、トイレに起きて縁側にでるといつものように庭の木が光っている。
寝ぼけた頭で、ああ、霜がおりてるんだ、と思ったけど、
今は夏だということに気がついて思わず、庭に下りて葉に触って確かめました。

霜など降りていません。

上を見上げると、煌々とした満月がありました。

 

 子供の頃には何度かみた光景。
 今も真冬には、月明かりに光る霜はみることはできますが、真夏の霜にはお目にはかかりません。
 タイミングが悪いせい、と思いたいけど、年々天の川がぼんやりしてくるところをみると、
田舎といえども、明るくなってきてしまったようです。

 とはいえ、まだまだ都会の、スモッグにやられた朱い月よりは、ましですが。
 

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2006年8月10日 (木)

遠い海から来たCOO -景山 民夫

Book 遠い海から来たCOO

著者:景山 民夫
販売元:角川書店
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本当は、この人はエッセイが超おすすめ

 ロビンソン・クルーソーや、「南の島のフローネ」ことスイスのロビンソン。「十五少年漂流記」こと二年間の休暇。

 無人島での暮らしというものに、あこがれる。

 無人島でなくともいい。海にかこまれたところの暮らしをしてみたい、と思うのは、やっぱり山育ちだからだろうか。 

  

 「遠い海からきたCOO」の主人公親子の生活は、無人島ではないものの、小さな島での不便な暮らし。

 一日に使える時間帯がきまっている電気。ジェットスキーで隣の島まで通学し、1ヶ月に一回、食べ物を買出しに本土へ行く。

 TVなんてもちろんない。洗濯も手であらうし、牛乳だって缶入りだ。

 だけど、

 朝6時から泳ぎたくなるような海。

 友達のイルカが遊びにくる。そしてそのイルカと交流するラブラドール犬がいて。

 主人公は、絶滅したはずの恐竜COOの母親がわりになるため、ダイビングしながら海にならしていく。

 清く正しい冒険小説のお手本のようなこの小説は、主人公とCOO、COOを狙う敵とのやりとりというストーリーのその一方で、美しい、海での生活も垣間見せてくれる。

 

 よく、「山でのんびり暮らしてみたい」、「田舎で自給自足しながら」と、簡単に言われるとむっとくる。そういう人に限って虫が苦手だったりして、なんだかなあ、と思う。

 それを思うと、私の、海の近くで暮らしてみたいっていうのも、本当に、ぼんやりとした憧れだけだなあ、と思うけど、やっぱりあこがれる。海の生活。

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2006年8月 9日 (水)

夏への扉 -ロバート・A・ハインライン

夏への扉 Book 夏への扉

著者:福島 正実,ロバート・A・ハインライン
販売元:早川書房
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SF界で多分、一番有名な猫、ピート

 昔、ドラえもんをみて、未来の世界に素直にあこがれました。

 TV電話。チューブタイプの道路。タイヤのない車。

 けれど気がつくと、アトムはもう生まれてしまったし、HAL9000はとっくに宇宙にでかけ、そしてこの本のもう一人?の主人公、ピートは二度目の冷凍睡眠に入っている。
 
 今は、未来の世界に憧れるかわりに、もう過去になっている「近未来」の話を読むのが好きです。
 大抵の場合、昔の作品の方が未来を好意的にとらえているものが多いので、読んでいてとても楽しい。

 「夏への扉」の近未来は2000年。
 スティックタイト製の洋服。お手伝いロボット。冷凍睡眠。
 その世界は、決して明るいだけの未来ではないけれど、主人公が、その未来をこよなく愛しているという点がとても、いいな、と思います。
 相棒のピートを一緒に冷凍睡眠で未来へ連れていく、のもなんだかとてもうれしい。
 そしてピートがそれでも、夏への扉を探し続けるのも。
 
 
 最近の作品は悲惨な未来を書いているものが多いのは、リアリティを追求するからかもしれない、と思うとちょっと嫌です。
 悲惨な近未来の話を、遠い未来に読んで、楽しいとも思えないしw。

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2006年8月 7日 (月)

ドラマティック・ノート -森 瑶子

森瑶子自選集〈1〉 Book 森瑶子自選集〈1〉

著者:森 瑶子
販売元:集英社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

またもや画像がなかったので....

 「わがまま」と「甘え」の境目がよくわかりません。

 「無邪気」と「傍若無人」のバランスをとるのはなお難しい。

 結果的に甘え下手で、無邪気と対極をなす汚れキャラになってたりします。

 だから上手に、本当に上手に、いいタイミングで甘えてくる女の子、それからにっこり笑いたくなる程度の無邪気さを持つ女の子は、それだけで価値がある!と思っているし、大好きです。

 勝てないなあと素直に敗北をみとめます。それどころか、そういう子には、なんでも言う事聞いてあげたくなってしまう。

 私が女の子にもてるのは、そして男友達が割りと多いのは、こういう、へんな意味での男らしさが少々多いからかと思います。

  

 「ドラマティック・ノート」は、一つの話に一つの香水をキーワードにした短編集。

 使ったことのない香水に、上等な小説。高校生くらいの時に読んで、いつかこれ、という香水をきめて自分のものにするんだ、なんて思っていました。

 3年ほど前から、使う香水は決めています。

 ただし、この小説にでてくる香水ではありません。

「嫉妬」と「やきもち」の間、「自尊心」と「本音」をいったりきたりする男女の話に負けないくらいの存在感の香水には、とても勝てそうもありませんから。

 

 「この香水、何つかっているんですかー?」と、うらやましそうに聞かれて、答えないわけにはいきません。

 答えたら、同じ香りを数日後に身にまとわせてきていて。

 あこがれているの名の下に、真似されてもなあ。

 無邪気なつもりの傍若無人、甘えのつもりのわがままを、使いこなしている女の子は、苦手です。でもこちらにも、やっぱり勝てそうにはありません。

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2006年8月 6日 (日)

壊さないように

海はすばらしく綺麗で、

夜の花火も楽しくて、

朝日も美しかった。

 

 それだけを、覚えておきましょう。

 思い出話に熟成されるまで、他の記憶はねかせておきましょう。

 呆けたように魅入った、景色の美しさまで壊さないように。

  そしてそれだけを思い浮かべながら、明日から、また、ぼちぼちがんばりましょう。

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2006年8月 5日 (土)

The Greatest Hits -SWEETBOX(BlogPet)

きょうがんももがテストしなかった?
ももんがの損とかロックするはずだったみたい。


*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「がんもも」が書きました。

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ULTRA BLUE -宇多田ヒカル

ULTRA BLUE Music ULTRA BLUE

アーティスト:宇多田ヒカル
販売元:東芝EMI
発売日:2006/06/14
Amazon.co.jpで詳細を確認する

いまさらおすすめでもなかろうという気もするけど

  ここのところ仕事帰りは試験勉強タイムでした。

 だから、帰宅は深夜。

 なのに、このブログも毎日書いて、ついでにはじめちゃったMixiなんかもこまめに書いてます。

 夜中近くに夕飯を作り始めて、一緒にお弁当も作ったりしてます。

 平日はそうやってすぎてゆきます。

 休日は、誘われるとほぼ全て受けています。

次の日に予定があったりしても金曜日の夜は遅くまでDVDなんてみたりして、寝不足のまま遊んだりしてます。

 

 なくなってしまった、予定の一つ。それを埋めるためだけに、自分はここまでやらないと駄目なのかと、びっくりします。

 そのくせ、充実していると思えないのは、まだまだ無理してる証拠なんだろうなと、認めざるを得ません。

 

 気を抜くとすぐヘタレる自分自身への、ここのところの応援歌は、ドリカムのアルバムとこの「ULTRA BLUE」です。

 「Keep Tryin'」は、出だしのメロディがあんまり優しすぎて泣けてきます。そのくせ歌詞は潔くない私をからかうように励ますようで、泣き笑いしたくなるほど。

 

 明日は二つイベントが。

 一つは資格試験。

 一つは、仲間内で遊ぶこと。私のなかで、「死んでしまった」事にした人もくる。皆の前で平気で笑える自信はある。でもその後で、またヘタレるだろうから、元気だすためにも、この曲は必要。

 

 「Keep Tryin'」 作詞:宇多田ヒカル

I don't care about anything
どうでもいいって顔しながら ずっとずっと祈っていた
無い物ねだり ちょっとやそっとで満足できない だからkeep trying

十時のお笑い番組 
仕事の疲れ癒しても 一人が少しイヤになるよ
そういうのも大事と思うけど

去年より 面倒くさがりになってるぞ
挑戦者のみ もらえるご褒美 欲しいの

I don't care about anything
ちょっと遅刻した朝も ここからがんばろうよ
何度でも期待するの バカみたいなんかじゃない だからkeep trying

ほんとは誰よりハングリー 気持ちの乱れ隠しても
毎朝弱気めな素顔映す鏡 退治したいよ

月夜の願い 美しいものだけれど
標的になって 泥に飛び込んで Lady,レッツゴー

I don't care about anything
クールなポーズ決めながら 実を言うと戦ってた
大切な命とっても気にしぃなあなたは少し休みなさい

「タイムイズマネー」
将来、国家公務員だなんて言うな 夢がないなあ
「愛情よりmoney」 ダーリンがサラリーマンだっていいじゃん 愛があれば

I don't care about anything
どうでもいいって顔しながら ずっとずっと祈っていた
無い物ねだり もっとだもっとだ満足できない だからkeep trying

どんぶらこっこ 世の中浮き沈みが激しいなあ
どんな時でも 価値が変わらないのはただあなた

少年はいつまでも いつまでも片思い
情熱に情熱にお値段つけられない
お父さんkeep trying, trying
お母さんkeep trying, trying
お兄ちゃん、車掌さん、お嫁さんkeep trying, trying

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2006年8月 4日 (金)

The Greatest Hits -SWEETBOX

グレイテスト・ヒッツ Music グレイテスト・ヒッツ

アーティスト:スウィートボックス
販売元:エイベックス・マーケティング・コミュニケーションズ
発売日:2005/02/02
Amazon.co.jpで詳細を確認する

名前どおりとてもSweet

 中学生の頃、クラシック大好きな男の子たちばかり、という不思議なクラスに在籍していました。

 まわりがロックだのポップスだの言っている頃に、熱心にクラシックの話をしてくれる彼らが私は大好きでした。

 悲しい事に私は音符すらろくによめない、楽器音痴。彼らのように楽器をあやつるどころか作曲まで平気でこなす人達は、神様にみえます、今でも。

 Sweetboxの何が聴きやすいって、間違いなく聴いたことある旋律が使われている曲ばかりだから。

 中学生だった頃、すすめられたクラシックが使われてて、その、名前も思い出せない名曲を、気軽に聞くことが出来る。

 ついでに、当時の思い出も一緒に思い出して。

 はじめて聴く曲なのに、思い出オプションがつく。お得なのか損なのか。ねえ。

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2006年8月 3日 (木)

嫌うよりも悪い

 うすうす気づいてはいたのだけど、どうも自分は人より間口が広い。

 アニメオタク、鉄道オタク、ギャンブル、風俗、同性愛。
 相手がどんな趣味を持っていても、「キモい」「ありえない」なんて拒否権が発動することはまずない。
 だって、「はまっている」という点では、みな同じ。そして、自分が経験した事ない趣味に対して頭ごなしに拒否するのもどうかと思うし。
 
 この間、友達に言われた。
 「あんたが、駄目な分野って何さ?」
 その友達の彼女が、パチンコに行ったことがないというので誘ったら、彼氏であるその友達に怒られたあげくのセリフだった。
 自分の彼女にそういう場所にはいって欲しくない、との考えはわかる。でも、「行きたい」と言う彼女より「誘った」私の方が悪い、という彼はどうかと思うが、それはさておき。
 
 駄目な分野といわれて、しばし考えてしまった。
 自分がやらないものは数多くあるけど、他人がそれをやっていて受け入れられないもの。
 
 ないかもしれない。
 
 例えば、人や動物を傷つける事は嫌だ。麻薬のような、法に触れる事だったら心配だ。
だけど、相手がそれを納得の上で行っていて、瞳を輝かせて話されたら、私は受け入れてしまうかもしれない。
その人がそれを欲する理由、心の闇のようなものに魅かれてしまうような気がする。

 そして、相手が、納得してやっている事に対して、他人が何を言えるだろう。
相手にだって、考える頭はあって、そこにたどりつく背景があって。そんな事を考えると何もいえない。
それともただ単に、私が自分の意見を相手に押し付けるのが苦手なだけなのかもしれない。

 そして思う。
 間口があまり広いのは、無関心と同等なのかもしれない。
 それは、拒否より、嫌うより、なお悪い。相手に興味を持っていない証拠だ。
 
 「嫌いにならない」。それは「好きにならない」と背中あわせだ。
 「好かれている実感がない」と、昔つきあっていた人に言われた事を思い出す。
 

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2006年8月 2日 (水)

十皿の料理ーコート・ドール 斉須 政雄

Book 十皿の料理―コート・ドール

著者:斉須 政雄
販売元:朝日出版社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

これは料理本ではありません

 東京都白金高輪にあるフレンチレストラン、「コート・ドール」の料理は一度食べたことがあります。この本を読んで、一度いってみたくて、友達に無理やり読ませてからいきました。

 でも、この本にでてくる十皿の料理は何も食べていません。ランチでいったので、食べるものがおのずと決まっていたからです。...そして、アラカルトで選ぶほど金銭的に余裕もなかったのでw。

 覚えているのは、鳩肉のテリーヌくらい。フレンチレストランなんて行きなれないので、場の雰囲気にすっかり飲まれてしまってました。

 

 この本にでてくる料理には、斉須氏の思い出が一緒に入っています。

 フランスでの修行時代の話、天才的なパートナーとの出会い。三ツ星がつく職場での日本人としての自分の扱い。自分のお店を開いてからのこと。

さらりと書かれているから、余計に、大変な苦労をされてきたのだな、とわかる、そんな思い出話。

 そして、そんな思い出と一緒に、とても自然に料理のつくり方が書かれている。これは美味しいにきまってる。ほら、こんな風なんだよ、美味しそうでしょう、そう、眼を輝かせながら言われている気がして。

 やっぱり、未だにあこがれます。

いつかまた、緊張しないで、まわりに圧倒されずに美味しく味わえる準備ができたら、行きたいなと思います。

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2006年8月 1日 (火)

TATAKU - BEST OF KODO,1994-1999 -鼓童

TATAKU - BEST OF KODO,1994-1999 Music TATAKU - BEST OF KODO,1994-1999

アーティスト:鼓童
販売元:ソニーミュージックエンタテインメント
発売日:2000/11/22
Amazon.co.jpで詳細を確認する

とにかく、格好よかった

 もともと、フジロック、最前列派ではありません。

 よほどお目当てではない限り、基本の目的は「いい天気の下、昼間からおおっぴらにビールを飲みつつ草の上に寝転がり、音楽を聴きながらうとうとする」です。

 ちなみに、もともとあまりお酒は飲みません。好きですが強くないので。だからこそ、お酒は美味しく飲めるシチュエーションで飲まないとお酒に失礼だと思ってます。

 今年のフジロックは最終日のみの参加ですがあまり「ロック」は聴いてません。どちらかというとワールドミュージックを聴きに行った感が強いです。 

 オープニングの鼓童。何故か私のまわりには太鼓が趣味の人がいることが多く、太鼓の音は身近です。この鼓童のようなパフォーマンスつきをやっている知り合いもいるので目にすることは多いです。

 けれど、やはり何かが違う。みせる努力がすごいのか、もちろん技術そのものが違うのか。なんせ、セキュリティの方々が、仕事も忘れてみほれちゃってたくらい、すばらしかった。

 それから「Toby Foyeh And Orchestra Africa」アフリカのバンドです。今、検索してみたら、フジロック関連の記事以外ヒットしませんでした。日本ではまだ無名なのかもしれません。このバンドが素晴らしかった!

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...ピンボケですが、「Toby Foyeh And Orchestra Africa」 

 まず、本能的に踊っちゃいたくなるリズム。コーラスの女の人の声のすごさ、ダンスの格好よさ。

 ナイジェリア出身のメンバーが主のようです。がんばってほしいなあ。

  

 それから、うめ吉 こと、俗曲師檜山うめ吉 さんのステージが、かわいかったー。

三味線をひきながら、艶のある、高い声で歌う「ソーラン節」や「おてもやん」「東京音頭」は、おばあちゃんの声で聴いてた曲とは一味違う。プロの、しかも生声はやっぱり格好いいです。

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やっぱりピンボケですが、「うめ吉」

 最後におどってくれた「三味線ブギウギ」なんかはもー、かわいくてかわいくて、いっぺんでファンになっちゃいました。公式HPはこちらです。

 

 昔だったら間違いなく、Happy Mondays等大物ばかりみていただろうけど、事前情報なしでいきあたりばったりでみるのもまた楽し。

 ちょっと遠いけど、行ける限りは来年もまたいきたいなあ。

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