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2006年9月21日 (木)

陋巷に在り -酒見 賢一

陋巷に在り〈1〉儒の巻 Book 陋巷に在り〈1〉儒の巻

著者:酒見 賢一
販売元:新潮社
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サイキックって書かれると眉唾ものにみえる...

 中国は混沌が似合う。

 なんて、実際には行ったことがありません。小説の、しかも昔の中国が舞台の小説からうける貧困なイメージです。

 実際、職場で一緒に働く中国人の話を聞く限り、そして仕事でかかわってた中国の会社の資料、その写真を見る限り、現在では近代都市のひとつだとは思いますが。

 

 昔、孔子なんて、漢文の授業か世界史でその名前をみるだけ。そもそも中国に興味など全くなく、よもや、異色とはいえ孔子伝を延々と買い続け、他の作家さんの本も読みふけるようになるとは思いませんでした。

 なんて、深い国なのだろう、とため息がでます。広いだけある。

 文化も歴史も人物も、あさりはじめると泥沼にはまってしまいそうになります。

 だから、史実を上手に料理してくれ、なおかつエンターテイメントにしたてあげてくれる酒見賢一さんは、本当にすごい。ありがたい。

 

 「陋巷に在り」は孔子の弟子、顔子淵と、彼が属する顔儒の人々、そして孔子の弟子たちの話です。

 実在だったといわれる人々だけど、もちろん話そのものが全て本当とは思いません。けれど、本当にこういう世界だったかもと、楽しんでしまうのは、小説の力量だけでなく、舞台が中国だからかもしれません。

 平安時代の日本のように、古代中国には何が住んでいてもおかしくない。

 どちらも闇を含んでる。

 

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コメント

中国って近いけど知らないことが多い国で神秘的ですよね。

少し前、急に「三国志が読みたい、読まねば・・・」って気になって、吉川英治の三国志をゲットしました。
買ったのはいいが、なかなか手がつけれない状態です(^^;

投稿: みはりや | 2006年9月21日 (木) 22時36分

>みはりやさんへ

 私も三国志は吉川英治版で読みました。読みやすくて面白いですよー。
 ただ、最初の手をつけるきっかけがないとつらいですよね。私も人からいただいた「新・水滸伝」を横目でみながら、他の本を読んでいる状態ですw。

投稿: ももんが | 2006年9月22日 (金) 01時58分

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