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2006年9月18日 (月)

秘密の動物誌 -ジョアン・フォンクベルタ

一瞬、信じてしまう

 自分が知らない動物なんて、この世にまだまだいると思います。

 イッカクやキーウイなんて中学生くらいの時に知ったくらいだし。

 野生の王国、「わくわく動物ランド」、最近ではディスカバリー・チャンネルでも、ありとあらゆる、みたことのない動物をみました。

 

 その全てが、本当に本物かなんて、私にはわからないんだ、と、思ってぎょっとしたのはこの「秘密の動物誌」を読んでからです。

 

 この本は、足の生えた蛇、火を吹くトカゲ、足と手が一本づつ生えている貝、羽の生えたゾウなど、何種類かの「新発見」の動物の、生態記録、もしくは標本写真、等の学術記録書です。

 ちなみにウソです。

 ただし、どこにもウソとは書いてません。かろうじて解説にそれらしきものが書いてあるためわかる程度。

 発表した研究者の経歴や、採取場所の地図、解剖結果のノートの写真、骨格標本までできちゃっているので、解説がなかったら、監修が荒俣宏氏でなかったら、信じちゃっているところです。

 少なくとも、世界が一度大きく変わって、古文書としてこの本が掘り出されたりなんてしたら、間違いなく信じられちゃうでしょう。

 実際にみた人がいない限り、その存在を証明する事は本当には不可能だ、と、どこかで読んだことがありますが、 この本を読んで実感しました。

 それにしても、芸が細かい。

 ここに載っている「手足が一本づつ生えている貝」はその手に棒を持ち、えさである魚を殴り倒して捕まえます。

 その「魚を殴り倒す直前」の写真が、笑えるほどうそ臭い。けれど学術書仕立てなため、そのうそ臭さゆえに、信じたくなります。

 こういう本を、真面目につくっちゃう人達。私は大好きです。

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コメント

未確認生物(UMA)については、真剣に研究してる人もいますからね。
日本では、80年代に「ヤンバルクイナ」が発見されてるし、知らない生物が今発見されてもおかしくないと思います。

子供の頃見てた動物図鑑に載ってた「ナマケモノ」は、その当時ショックを受けましたね。「ありえね~」って感じです。

その本の、火を吹くトカゲって「ドラゴン(龍)」のことだったりして・・・架空の生物ですが見てみたいですね(^^)

投稿: みはりや | 2006年9月18日 (月) 22時25分

>みはりやさんへ

 火を吹くトカゲは、残念ながら、ドラゴンではないんですよ。
コモドオオトカゲか、ワニかって生き物が火を吹いてる写真でした。
 実はこの本、引越しの時に古本屋に売ってしまっているのですよ。何故売ってしまったのか未だに不思議。人にみせたらインパクト大なんだけどw。

投稿: ももんが | 2006年9月20日 (水) 00時38分

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