« 向田邦子×久世光彦スペシャルドラマ傑作選 | トップページ | 時雨の記 -中里 恒子(BlogPet) »

2006年9月11日 (月)

メキメキえんぴつ 大海赫

メキメキえんぴつ Book メキメキえんぴつ

著者:大海 赫
販売元:ブッキング
Amazon.co.jpで詳細を確認する

強烈...

 子供の頃の思い出で、量的には、楽しかった記憶の方が多いかもしれませんが、あざやかなものは、楽しかった事より、悲しかった事、恥ずかしかった事の方がおおいです。

 強烈であればあるほど、覚えているからかもしれません。

 繰り返し繰り返し思い出しちゃうからかもしれません。

 

 子供の頃、たくさん絵本も童話も読みました。

 たくさんたくさん読んだので、忘れちゃったものも多いです。

 楽しい絵本やほのぼのした本も沢山あったろうに、題名を忘れてしまったものがほとんど。

 でも、この本のタイトルはずっと覚えていました。

 強烈すぎて、怖くて、救いのない話。

 子供心に、「なんという童話だ!」と驚愕したのを覚えています。

  

 後年、大海赫(おおうみあかし)さんの本のシリーズがいくつか復刊されているのをみつけて、この「メキメキえんぴつ」を含め、3冊ほど思わず買ってしまいました。

 「メキメキえんぴつ」を売るおじさんの挿絵が怖い。

 主人公に折られたえんぴつが、夜中、鉛筆削り器で自分を尖らせているシーンが怖い。

 「カンナさん」では、大人になった主人公が格好よくも賢くもないのが嫌だ。

 カンナさんが最後に主人公にののしる場面。 最後の主人公も救いようがなくて。

  

 この本がトラウマになっちゃった人も多いらしいです。

 強烈で、個性的で、手に取らずにはいられない。

 でも、もし、自分に子供がいたら、ある程度の年になるまで読ませられないだろうなあ。

|

« 向田邦子×久世光彦スペシャルドラマ傑作選 | トップページ | 時雨の記 -中里 恒子(BlogPet) »

「書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/36039/3407082

この記事へのトラックバック一覧です: メキメキえんぴつ 大海赫:

« 向田邦子×久世光彦スペシャルドラマ傑作選 | トップページ | 時雨の記 -中里 恒子(BlogPet) »