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2006年10月14日 (土)

アリスの国の不思議なお料理 -ジョン フィッシャー

アリスの国の不思議なお料理 Book アリスの国の不思議なお料理

著者:ジョン フィッシャー
販売元:ベストセラーズ
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いくつか作りました

  「大草原の小さな家」のかえで糖。「ちびくろさんぼ」のパンケーキ。「メアリー・ポピンズ」の木苺のケーキ。
 物語に出てくる食べ物はどれもおいしそうで、憧れます。

 「ちいさい魔女」の塩漬けキャベツ。「グリーン・ノウの子供たち」のからし入りたまねぎのサンドイッチ。
 本当はあまり好きでないものまで、美味しそうに感じるから不思議です。
 本当に目の前にあるよりも、活字で書かれている方がより美味しそうにみえるのは、その物語にあるシチュエーションもプラスされているからかもしれません。
 
 何年か前に、「くまのプーさん」や「メアリー・ポピンズ」などにでてくる食べ物をまとめた料理本が、たてつづけに発売されたことがあります。
 図書館で何度も借りて、何度も読みました。
 ...そう、読んだだけです。
 
 私にとってその本は料理の本ではなく、大好きな物語にでてくる食べ物をより楽しむためだけのものでした。その料理がでてくるシーンを読んで味わい、その作り方から味を想像しつつ、また味わう。
 我ながらなんだかなあ、と思いますが、活字で”食べる”美味しさは捨てがたい。
 中途半端に作ってしまって味が固定されるくらいならば、そっとしておきたい。
 だからたとえ作ったとしても、この本をみながらは作らない。自分だけの味のイメージとイコールになるとは思えない。
 大事にしている小説の映画化が素直に喜べない気分、といえば、わかってもらえるでしょうか。

 
 「アリスの国の不思議なお料理」も同じく料理本です。
 けれど、この本の料理だけは安心して作れます。だって「飲んだら背が伸びる飲み物」「小石のケーキ」、その作り方が本物であるわけがないからです。
 もちろん本物だったら、それはまた別の理由で作りたくなるけれども。
 

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コメント

人と人とが愛し合えるお料理、とか世界平和に寄与する対話のお料理、とか ももんがさんにつくってもらえませんか?

投稿: チャーリー | 2006年10月14日 (土) 04時57分

ローラにはメープルシロップよりもかえで糖が似合いますねー。

投稿: ONI | 2006年10月14日 (土) 07時45分

>チャーリーさん
 作れたらいいですね。私にはまだ現実世界でも小説の世界でもつくれませんが、チャーリーさんのハニーは作れると思います。
 心をこめて作った料理、それを美味しくたべるとき、その料理は、人と人とが愛し合えるお料理で、世界平和に寄与する対話のお料理にもつながると思うから。

>ONIさん
 そうなんです。メープルシロップじゃないんですよねー。あくまで「かえで糖」。樹液を煮詰めて作ったっていうイメージがわくのは断然、後者です。

投稿: ももんが | 2006年10月15日 (日) 19時34分

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