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2006年10月27日 (金)

ふたりはいつも -アーノルド・ローベル

ふたりはいつも Book ふたりはいつも

著者:アーノルド・ローベル,三木 卓
販売元:文化出版局
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タイトルは「みどりくんとちゃちゃくん ゆかいないちねん」

 私が入った短大には卒業論文はありませんでした。

 それでは思い出がないから、と、2年生でうける翻訳の講義では、毎年、童話を一冊翻訳する課題を与えられていました。

 私が選んだ童話は「Frog and Toad All Year」。邦題で「ふたりはいつも」として出版されているこの本です。

 2匹のカエルがコンビの、何冊かシリーズででているメジャーな童話です。翻訳本が出版されていないか、もしくはせめてもっとマイナーなものを選べばよかったものを、これを選んだのは、本の大きさと絵の量が好みだったから。

 前年度の作品を見る限り、翻訳はさておき、装丁に凝っているものが多く目をひきました。絵をコピーで貼り付けたり、原本とおりのサイズをあわせたりしていて、自分オリジナルの翻訳本が作られているところに興味がわいて。

 私もまた、翻訳そっちのけで、本の複製にこりました。

 絵を一枚一枚トレースして水彩色鉛筆で色付けし、ページは紐でとじてダンボールで正式に型をつくり、製本しました。裏表紙のバーコードまで真似したりして。

 そんなことに時間を山ほどかけたおかげで、翻訳の文章はあまり練る時間がない、という、本末転倒な状態。

 子供が読むということを想定、かつ、既に売られている翻訳本のまねにだけはならないようにだけを心がけて訳し、ほとんどみなおしなしでの訳でしたが、評価としては「こなれた訳だ」と誉められました。素直に嬉しかった。

 今でも手元に原本と作品はおいてあります。よくやったな、と思います。

 ただ、一点、残念なのは、当時はワープロもパソコンも持っていなかったこと。

 おまけに翻訳にすら時間がなかったのだから、手書きで書いた文字は笑っちゃうほどのなぐりがき。悪筆な字が、悪筆すぎて、小学生の子供よりひどい字です。

 装丁はわれながらほんと、すばらしい。

 でも人に自慢してみせるには、ちょっと中の字が汚すぎる。

 「翻訳」の課題ということを前提にしてもしなくても、自分の性格をつくづくあらわしている一冊となりました。 

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