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2006年11月24日 (金)

テムズとともに - 徳仁親王

 ひょんなことから、手に入れた本です。知り合いが偶然、紀伊国屋書店で数百部のみ販売していたのを買い、それをいただきました。

 「学習院 教養新書」というところから出版されており、そちらに問い合わせれば手に入るようですが、基本的には非売品です。Amazonにも情報がありませんでした。

 これは、徳仁親王自身が書かれた、オックスフォード大学へ留学した二年間の英国滞在記。皇室の方の目線で語られる、海外留学。自分とは縁のない二つが同時に楽しめる貴重な本です。

 女王陛下自ら入れたティーを味わい、他国の皇太子とスキーにでかけもするが、洗濯機に洗濯物をつめこみ、泡をあふれすぎたり、「生まれてはじめて」銀行へ行ったりクレジットカードを使ったりもする。

 英語どころかラテン語の史料に苦戦し、深夜まで勉強する日もあれば、テニスのコレッジ対抗試合に出る日もある。

 同じ学者目線での英国滞在記としては、林望さんのエッセイの方に軍配をあげます。やはり林さんのユーモアを交えた文章よりは、はるかに固い。

 けれど、決してユーモアがないわけではありません。

 「 日本からの観光客、若い女性に目の前で「ウッソー!」と言われた時は、「ウッソー!」の本義を知らず、どう反応していいか迷った。」

 「 ディスコにジーンズでいったら、ドレスコードにひっかかって自分は断られたが、一緒にいた警護官は許可された」

 なんていう、自分の立場をあえて若干ちゃかしているエピソードを読むと、ほんの少しだけ、人となりがわかったような気がして嬉しくなります。

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