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2006年11月18日 (土)

風味絶佳 -山田詠美

風味絶佳 Book 風味絶佳

著者:山田 詠美
販売元:文藝春秋
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映画は結局みてません...

 
 大抵の、おもしろい小説というのは、夢中で読んで、読み終わってから、時間があっという間にすぎた事に驚きます。
 ところが、山田詠美さんの小説は違います。
 何故なら、体内時計が小説内の時間の流れと同じく動くから。
 小説の中で何日かすぎた章にさしかかったりすると、あわてて時計をみたくなって、まだ15分ほどしかたっていない事に驚いたりします。
 彼女の小説は時間をも凌駕するのか、と思います。
 
 「蝶々の纏足」以来の大ファンです。
 「ベッドタイムアイズ」「ジェシーの背骨」「指の戯れ」あたりは中学生の頃に読んだので、その小説の持つ、深い意味は本当にはわかっていませんでした。何年もたって再読して、つくづくわかっていなかったと感じずにはいられません。それでも読まずにはいられない不思議な魅力がありました。
 
 「風味絶佳」は短編集。映画になったものはタイトルと同じ「風味絶佳」という、「アメリカかぶれ」の素敵なグランマ、不二ちゃんを持つ、ちょいと途方にくれがちな男の子の、やはり途方にくれた恋物語です。
 シチュエーション的にも、内容も、エイミー節が全開で、不二ちゃんは、どう考えても未来の山田さんを想像させて、にんまりします。

 「風味絶佳」は間違いなく、誰もが気に入る物語だと思いますが 個人的には「夕餉」「春眠」もお気に入りです。
 どの話も一見、お気楽にみえている人が、決してお気楽だけでいきているわけではないという事を、そっと示してくれます。そしてそういう人達は、お気楽だからと誤解され、非難されやすいという事も。
 
 滋養豊富なのは森永ミルクキャラメルだけじゃない。彼女の書く小説もどれもこれもが本当に、風味絶佳で滋養豊富だとつくづく感じます。

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コメント

また 森永ミルクキャラメルを食べたくなりました。

今日は休日出勤するので、キオスクで買っていこう。キャラメルなめて仕事をしよう。

人生は、本当はすこし甘い。

投稿: チャーリー | 2006年11月18日 (土) 04時06分

>チャーリーさん
 私も、キャラメル買いました。やっぱりキオスクで。
 すこしどころか、キャラメルとおなじくらい、人生は甘いと信じますw。

投稿: ももんが | 2006年11月18日 (土) 22時01分

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