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2006年12月15日 (金)

おしゃべりな映画館 -淀川 長治,杉浦 孝昭

Book おしゃべりな映画館〈3〉

著者:淀川 長治,杉浦 孝昭
販売元:マドラ出版
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お気に入りの作品がテーマだとつい、二人の意見が気になってしまう

 おすぎさんこと、杉浦孝昭さんのトークショーには行った事がありますが、残念ながら淀川さんのトークショーを行く機会にはめぐまれませんでした。

 仕方がないので、淀川さんの著作で我慢するしかありません。

 語り口で書かれているたくさんの映画批評、どれも大好きです。

 映画にまつわるものとして、淀川さんがすごした大正の時代の話なんかは、明治、大正話の好きな私にとってはダブルで楽しめて最高です。

 何がいいって、どれも愛があふれている。

 以前ここにのせたこともある、「十皿の料理」の著者、コート・ドールのシェフ、斉藤氏の料理を語る口調につうずるものがある、その、優しいまなざしがみえるような、暖かく大きな口調。

 時にはもちろん辛口なのだけれど、辛いからって食べにくい話であるわけでもなく。ただ、そういう時だけちょっと頑固じいちゃんが入っていてそれもまた可愛いなあ、と感じてしまいます。

  

 おしゃべりな映画館は、淀川さんと杉浦さんの対談集。

 毎回、1,2本の映画をとりあげて、二人であーでもないこーでもないと話します。

 二人して監督をさんざんけなすこともあれば、二人の趣味が全く違って、片方はこきおろし、片方は何処吹く風とうけながすこともある。

 例えば友達同士で映画の話をするとき、意見が食い違えばケンカになることもあるでしょう。相手をおもんばかって口ごもったり、あわせちゃうこともあるでしょう。

 それがこの二人にはない。全くないわけではないけれど、最低限自分のスタンスだけはしっかり守る。

 プロなのだから当たり前。それをいったら身もふたもないけれど。

 この二人の会話に参加したかった、というのは多分、夢見すぎでしょうが、

せめて、近くで聞いてみたかった、と思うのは私だけでは絶対ないはず。

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コメント

がんももが片方は吹くんだね♪

投稿: BlogPetのがんもも | 2006年12月15日 (金) 13時18分

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