« キッパリ! -上大岡トメ | トップページ | きのう岩波書店で(BlogPet) »

2006年12月 5日 (火)

夢十夜 -夏目漱石

夢十夜 他二篇 Book 夢十夜 他二篇

著者:夏目 漱石
販売元:岩波書店
Amazon.co.jpで詳細を確認する

黒澤明の「夢」とは違います

 色つきの夢ではありませんが、大抵毎日、夢をみたことは覚えています。

 起きた直後から、するすると内容を忘れることがほとんどですが、目が覚めて、しばらく現実と区別がつかないほどリアルなものも多いです。

 忘れていても、起きてから1時間後くらいにフラッシュバックのように夢の内容を思い出すときもあり、そういう時はちょっとあせります。

 そういう夢は忘れません。いつまでも覚えていて、いつか記憶と混ざってしまいそうで怖いです。

 

 「夢十夜」は六夜目が学校の教科書にのっていました。確かに、教科書に載るにふさわしい、しごく夏目漱石らしい話です。「坊ちゃん」のような素朴な感じがただよいます。

 映画的なのは、二夜目と三夜目。二夜目の武士のあせり具合、三夜目のしんしんとした夜の感じが気に入っています。

 一夜目のロマンティックな女と、五夜目の情熱的な女は、どちらも甲乙つけがたい。これはとても小説的でしょう。

 この話の夢を本当に夏目漱石がみたかはわからないけれど、自分の昨日のリアルな夢を思う限り、夢のなかでもやっぱり夏目漱石は夏目漱石で、私は私なのだな、と思います。 

|

« キッパリ! -上大岡トメ | トップページ | きのう岩波書店で(BlogPet) »

「書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/36039/4441081

この記事へのトラックバック一覧です: 夢十夜 -夏目漱石:

« キッパリ! -上大岡トメ | トップページ | きのう岩波書店で(BlogPet) »