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2006年12月31日 (日)

ムーミン谷の冬 -トーベ・ヤンソン

ムーミン谷の冬 Book ムーミン谷の冬

著者:Tove Jansson,トーベ・ヤンソン
販売元:講談社
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ムーミンが一人ですごす暗くて長くて、じわじわ暖かい冬

 年末年始のため、実家に帰省中です。

 ここの冬は、肌を切る寒さではなく骨が凍る寒さで、東京のぬるい寒さに慣れてしまった私には、ちょっとつらい。

 朝早くて夜が早い農家の生活体系は、一人暮らしで怠惰にすごしてる私には大変つらい。

 家族が寝静まっている夜中、寒さにふるえながら一人でごそごそ動いているのは、なんとなく取り残されたような気分で、冬眠中に眼が覚めてしまったムーミンをふと思い出す。

 

 ムーミン谷の住人は十一月になると、おなかに松葉をどっさりつめこんで春になるまでぐっすり眠る。(ただし、スナフキンをのぞく。彼は冬には旅にでるから。)

 「ムーミン谷の冬」は、そんな冬眠から眼が覚めてしまったまま、眠れなくなったムーミントロールが、一人で冬をすごす物語です。

 冬のムーミン谷は、冬の住人たちが歩きまわる。ムーミンは自分たちの家やボート小屋に、おしゃまさんやご先祖さまがいることを知る。

 太陽が顔をみせない冬の間にあらわれる、モランや氷姫のことを知る。

  暗いくらい冬ではあるけれど、決してつらいわけではない。

 最初はお日さまを待ち焦がれるだけだったムーミンも、気がつけば、冬のムーミン谷を好きになっちゃってる。

 そう思ったころに、ムーミンママも眼をさまして、春が来る。

  

 寒くて一人コーヒーをいれる夜中。

 一人だけれど、同じ屋根の下に私以外に誰かがいる。取り残された気分と同時に、そんな安心感もある。

 ムーミンのように、歩き回るご先祖ではないけれど、ご先祖さまも間違いなくここにいて。

 春まで待たなくても、明日確実にお日さまはあがる。

 ただし、皆が眼を覚ますころ、私の方が眠ってしまっているけれど。

 

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コメント

がんももがボート小屋がいるのかー♪

投稿: BlogPetのがんもも | 2006年12月31日 (日) 12時31分

ももんがさん

明けまして おめでとうございます。

チャーリーも、朝早くて夜早い「農家の生活体系」に属してます。
もっとも自分では「漁師の生活体系」と思ってますが。

休みの日には、海にいくのが習慣で、日の出がすきです。

2007年が、ももんがさんにとって、健康に恵まれ願いがかなう一年になることを、海辺の町から祈っています。

今年も宜しくお願いいたします。

投稿: チャーリー | 2007年1月 1日 (月) 05時12分

>チャーリーさんへ
 
 チャーリーさんが「漁師の生活体系」なのは、ブログをみるたびに思います。健康的で正しい生活だと、つくづく、頭がさがります。
 
 チャーリーさんの一年が、今年も素敵な一年であることをお祈りいたします。
 
 今年もよろしくお願いいたしますm(__)m

投稿: ももんが | 2007年1月 4日 (木) 00時28分

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