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2006年12月 9日 (土)

自分のため

 ペイ・フォワードは3人の人への幸せから世界を救う。
 中国の皇帝はまず隗よりはじめて国を建て直す。
 私はまず私が満足するように。

 相手が何を望んでいるかなんてわからない。
 私は誰も救えない。私以外に。
 そう認めたほうがいい。そしたら、どんな反応も怖くない。

  

 春まだ浅い早朝に、散歩をしていた。
 その時、外に連れ出してあげたい人がいた。
 気持ちのよい朝をみせてあげたかった。みせて、その人の心持を明るくさせたかった。

 けれど、ふいに気づいた。
 散歩にでている私と、家にいるその人と、何もかわらない。神様からの距離は等しく、満足の度合いもきっと同じだと。
 外に連れ出して、満足するのは相手ではなく、私だけだ。
 それはとても悲しい思いつきだったけれど、認めるしかないくらいきっぱりと頭のなかにふってきた気持ちだった。

 じゃあせめて、温かい飲み物を買ってかえりましょう。そう思った。
救うなんておこがましい。私にできることなんてそれくらいのことだ、と認めた。認めて、すがすがしくなった。

 あの気持ちをもう一度よびもどそう。
 あの時、買ったコーヒーが相手を喜ばせたかどうか。それすらもう覚えていないけど。

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