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2007年3月27日 (火)

鋼の錬金術師 - 荒川 弘

鋼の錬金術師 16 (16) Book 鋼の錬金術師 16 (16)

著者:荒川 弘
販売元:スクウェア・エニックス
発売日:2007/03/22
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あんまりはやっていていまさらですが

 錬金術師。

 この言葉で思い浮かべるものは中世ヨーロッパ、ホムンクルス、ありとあらゆる理科系の器材と、そして賢者の石。

 この漫画はその要素を巧みにとりいれながらも、立派にオリジナルになっている。

 上手いなあ、と思いました。

 通称「ハガレン」と言われるこの漫画は、錬金術があり、オートメイル(機械鎧)も、ホムンクルスも、ある世界の、ある少年達の物語。

 

 でもそれだけでは、きっとこんなに支持はされなかったと思います。

 主人公たちが願うことはあり、それをかなえることがこの物語の主題ですが、少年漫画にありがちな、少年が夢を追いかけるだけの話ではありません。

 いたずらに綺麗事だけいう大人もいなければ、悪者だけの悪者もいません。

 戦争も、政治も、辛いぎりぎりの線まで書かれています。そのなかには答えのでない問いもやまほどでてきます。

 でも、だからこそ、主人公たちの悩む姿も、まわりの大人達の潔さも、共感できる。

 世界が違っても、人が思うことは、願うことはいつだって同じ。

 身近な人の幸せを、笑顔を。

 それをきちんと描いている。続きが素直に気になる、おすすめの漫画です。

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