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2007年3月10日 (土)

いじめの時間 -江國香織、角田 光代 他

いじめの時間 Book いじめの時間

著者:江国 香織,角田 光代,稲葉 真弓,野中 柊,湯本 香樹実,大岡 玲,柳 美里
販売元:新潮社
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どちらももがきくるしんでる

 小学生の頃、クラスの女の子がいじめにあっているらしい、お前たちは何かしていないか、と、母親から言われました。

 晴天の霹靂です。だって彼女は違うグループで、そのグループ内のいざこざなんてしったこっちゃなかった。

 どうやら、件の彼女の母親が教師に訴え、教師が同じグループの母親にたずねた結果、母親たちは積極的に自己防衛に走り、最終的な結論として矛先を私たちにむけた。

 彼女が今のグループでの居心地が悪くなっているのに、私たちは邪険にあつかって一緒に遊んであげない。だから私達のグループが一番悪い、というように。

 なんのこっちゃ。と思いました。一緒に遊びたいというそぶりをみせるだけで、口にしない彼女を積極的に誘うほど、子供は優しくありません。
 いじめられたという彼女の事を好きかといわれると、答えはNoです。でも嫌いかといわれても微妙です。好きではない、がただしい。

 ただ、クラスでグループが3つあったのは確かで、そこからはじきだされた彼女がいじめられている、と悩んでいたのも確かです。本人がいじめられた、と感じていたのなら、やっぱりいじめがあった、というしかないのでしょう。

  

 彼女が書いた日記を、担任の先生が読み上げたことがありました。確かに悩んでいるのが伝わった。でもちょっと自己陶酔に入ってた。

 だから正直、好きじゃない度がましただけだった。

 なのに彼女と同じグループの女の子達はそれを聞いて泣いていて、私にはそれが信じられなかった。

 女子全員が加害者だと彼女の日記は訴えているのに、何故この人達は泣けるのだろうか。
 反省して泣いているのならばともかく、まるで人事のように、彼女がかわいそうだといって何故なける?

 私は私が加害者扱いされていることを自覚し、バツの悪い気分になったというのに。

 

 その後、彼女はもともといたグループに快く受け入れられ、卒業するまですごしていました。

 意地悪な私は今でも思ってます。あの泣いていた女の子達、かわいそうな彼女を再度グループに受け入れた彼女達は、反省したんじゃなく、哀れんでいただけじゃんって。

 哀れむより嫌ったほうがまだましだ。そうも思ってもいましたが。

 

 この本を読んで、たとえ哀れみでも一緒にトイレにいける仲がほしかったんだろうな、と、彼女のことを思い出し、好きにはなれなかった事ではなく何もしなかったことに、ごめんなさいと、思います。

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「書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

ももんがさんへ

最近の「がんもも」ちゃんは、すごく学習してて、高度な文章を謎をかけるように書いてますね。脱帽です。

ところで、ももんがさんは
元気に春を迎えてらっしゃいますか?

投稿: チャーリー | 2007年3月16日 (金) 19時47分

>チャーリーさんへ

 いつもありがとうございます。がんももはなんだか知らないうちに賢くなっててびっくりです。
 飼い主ももんがは、元気です。浮かれた春のまますごしていますがそれも満喫できないほど仕事で午前様のここ最近です。不義理で本当にすみません...。

投稿: ももんが | 2007年3月17日 (土) 04時17分

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