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2007年6月26日 (火)

ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ

ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ DVD ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ

販売元:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
発売日:2007/05/30
Amazon.co.jpで詳細を確認する

スティングがいい味だしてる役ででてます

 イギリスのいまどきの若者映画、といってすぐ思い出すのは、古いので「さらば青春の光」、「シド・アンド・ナンシー」。最近だと「トレインスポッティング」や「シューティング・フィッシュ」。

 どれも自分のジャストな年齢でみたわけではないので、共感はイマイチでした。

 ただ、ただ明るい、ただつらいだけの単純じゃない、少し泥臭い、ひとくせもふたくせもある映画、という印象だけがありました。

 その後、泥臭さに加えて、笑っちゃうほどテンポがいい「スナッチ」を観たときには、こんな若者映画もあるんだ、と、すごく気に入りました。

 モンティパイソンともまた違う、リズムのよさ。

 でも、内容はあんまり飛びぬけてて、現実にはありえない。

 なんて、思っていたけれど、もしかしたら、やっぱり今時なのかもしれないな、と、この「ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ 」を観て思いました。

 これは、ガイ・リッチーの初監督作品。スナッチの原案のような話です。

 やっぱり破天荒な話だけれど、主人公たちの、のんきさ、いけてなさ、いい加減さと、意味ない必死さは、本当に今時なのかもしれない。

 これは映画だけれど、TVシリーズがあるらしいです。彼らのいい加減さがすっかりお気に入りなので、引き続き観るつもりです。楽しみ。 

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2007年6月24日 (日)

チョコレート革命(BlogPet)

すごい詳細とか、周りにはそのままの意味で使っていたのですが、周りにはその相手に認めているわけではそのままの意味で受け取られていたのですが、周りにはそのままの意味で使ってほしい (俵万智や、河出書房新社とかを言っただけでした)
チョコレート革命
にあるこの句がいつもうかびます


 それはその相手を使います


 実際、私と彼女は、広い負けず嫌いや悲しく俵万智-


 勝ちたいわけではないです


 何故、人が私を「負けず嫌い」
というのか
何故、人が私を切り取るのだろう

 この間、友達に言われました


 

 そこではじめて気づきましたじゃないなら勝たせてほしい (俵万智)-


 勝ちたいわけでなく、「すごいなあ」
の意味で受け取られていたようです
とか思ってるの。


*このエントリは、ブログペットの「がんもも」がMovilogを読んで書きました。

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2007年6月23日 (土)

待つために

 必ず来る相手ならば、いつまでも待てる。
 
 来るかこないかわからない相手を待つ。

 それにはパワーがいる。

 待つのは、最初の一日が一番つらい。

 一日がすぎると、最初の一週間がつらい。

 一週間がすぎると、最初の一ヶ月がつらい。

 そうやって、待つことのテクニックを習得し、私は一日一日鈍感さを身につける。

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2007年6月22日 (金)

散歩のとき何か食べたくなって -池波 正太郎

Book 散歩のとき何か食べたくなって

著者:池波 正太郎
販売元:新潮社
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何かどころではなく美味いもの

 上野、浅草、銀座。

 そこにひそむ、古きよき東京の、「粋」に憧れます。

 だからこの本を読んで、池波 正太郎さんの生活が私の勝手な「昔からの東京人」のイメージそのままで、驚きました。

 そしてそれ以上に、池波さんの、食べ物と、それを作り出す職人さん、それを包んだお店への愛情が素晴らしい。

 お店には入らなくても、仕事をしている姿がみたくてお店をのぞく。

 二代目になり味が変わったということを指摘したうえで、なおかつ、二代目の味が好きだと主張する。

 辛らつに批評するでもなく、無駄に誉めるのではなく、シンプルに、各お店の、そこで味わえる幸せを教えてくれている。

 この本には、各お店の料理の写真も載っているのだけど、どれも過剰に飾られた料理ではなく、民芸品のような、渋い味わいのものばかり。

 粋な料理には粋なお客がつくものだ、と感嘆してしまいます。

 

 私が行ったことのあるお店もありました。まだ存在するお店も多いようです。

 ただ、行こうとは思わない。

 わざわざ行く時点で無粋だと思ってしまう。これはあくまで散歩の範囲内に作者がいるからこそ、意味がある。

 そこに古くから住んでいるからこその雰囲気は真似しようとして、できるものではありません。 

 かわりに本で疑似体験をし、私は私の住む街で、私の粋をつくりましょう。

 

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2007年6月17日 (日)

チョコレート革命 - 俵万智

チョコレート革命 Book チョコレート革命

著者:俵 万智
販売元:河出書房新社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

なんて鮮やかに端的に気持ちを切り取るのだろう

 この間、友達に言われました。

 「なんでいつも、勝ち負けにこだわるの?」

 その時、私と彼女は、他の友達の話題をしてました。私はその友達を誉めるようなセリフを言っただけでした。そのつもりでした。

 私、今、勝ち負けにこだわってた?、と彼女に聞くと、彼女曰く、

 「だって、今、’勝てないなあ’って言ったじゃない。」

 

 そこではじめて気づきました。

 何故、人が私を「すぐ戦おうとする」というのか。何故、「負けず嫌い」というのか。

 私は相手を誉める際に口癖で、「勝てない」とか、「悔しい」を使います。

 それは決して勝ちたいわけでなく、「すごいなあ」の意味で使っていたのですが、周りにはそのままの意味で受け取られていたようです。

 

 実際、私は負けず嫌いだけれども、そこまで勝ちたがっているわけではないです。

 でも本当に勝ちたいとき、戦ってる時に、「なんで勝ち負けにこだわるの?」といわれると悲しくなります。

 悲しくなって、この「チョコレート革命」にあるこの句がいつもうかびます。

 - 「勝ち負けの問題じゃない」と諭されぬ問題じゃないなら勝たせてほしい (俵万智)-

 勝ちたいとき。

 それはその相手に認めてもらいたいとき。受け入れてもらいたいときだからです。

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前にひろがるほどに(BlogPet)

前にひろがるほどに
視覚とイスラムや実物などをジャーミーしなかった?
アラビアとかをイメージしなかったの?
前まともをジャーミーしなかった


 それを、芸術品として「美しい」
と感じる今も、タイルや、シナンやラストやたまらないアニメ世界を崇拝しなかったよ
今はがんももたちが、アラビアでないから権力や広いまともとかをロマンティックする?
と、がんももが考えたの。


*このエントリは、ブログペットの「がんもも」が書きました。

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2007年6月16日 (土)

男脳

 男脳か女脳か調べるテストがあって、
試してみたら、予想はついていたけれどやっぱり少し、男脳よりでした。

 私よりはるかに男脳の人にしか、女ではいられないのか。
そんな事を考えると少し悲しい。

半分よりほんの少し女脳の人となら、私が男か。
そんな事を考えると、少し笑える。

同じくらい男脳の人とならば、それはもはや同性愛に等しいか。
そんな事を考えて、ばかばかしくなる。

男脳だからといって、男心をもっているとは限らないではないか。
そういって自分をなぐさめてみる。

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2007年6月15日 (金)

箸置き

LUCKYWOOD ORI 箸置き-5枚組 いぶし発色 Kitchen LUCKYWOOD ORI 箸置き-5枚組 いぶし発色

販売元:ラッキーウッド
Amazon.co.jpで詳細を確認する

画像がないのは寂しいので

 家にあった箸置きは陶器の茄子。

 普段使いではありません。お客様用です。普段の食卓に、箸置きなど並べていませんでした。

 それは逆に、「お客様には箸おきを」という考えを私にうえつけました。

 自分達が箸置きを使うのは年に一度。「お年とり」、つまり、おおみそかの夜だけでした。

 それは私に、箸置き=気持ちの豊かさ、というイメージを植えつけました。 

 だから遊びにきた友達にご飯を出すときはもちろん、普段の食事にも使います。

 それだけでご飯がおいしくなる。私にとって魔法の道具です。 

 

 職場が引越したのですが、またもや無駄におしゃれな環境です。残業のない日にはちょこちょこお店をみてまわります。

 お箸の専門店をのぞいたら、箸置きも山のようにありました。

 箸置きは箸置きというだけで十分だから、何種類もある必要はない。なんて思っていたのに、カゴにむぞうさに入っていた箸置きに一目ぼれして、つい購入。

 それはガラス製のひしゃげた形で、奥にひっそりと猫がひそんでいるもの。

 魔法の道具にふさわしく、緑の目をした黒猫でした。

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2007年6月14日 (木)

シナン -夢枕 獏

シナン (上) Book シナン (上)

著者:夢枕 獏
販売元:中央公論新社
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それは天上に昇る無数の泡

 イスラム圏の建築物、あの特徴あるドーム型の屋根は、アラビアン・ナイトのアニメ世界のイメージしかありませんでした。

 大人になって、内部の幾何学模様やさまざまなタイルを、芸術品として「美しい」と感じる今も、あの建物に特別な感慨がないのは、実物をまともにみたことがないからかもしれません。

 

 モスク。正しくは、ジャーミーとよばれる神殿のあの形は、神をより完全にとらえるためだ、と、シナンはこの小説の中でいっています。

 偶像崇拝を禁じている宗教ならではの心理だと思います。

 700以上の建築をてがけた、天才、シナンは、夢枕風味がついたこの小説のなかで、ロマンティックに神を語ります。

 聖ソフィアを超える建物を、そう願ったシナン。生き延びるための権力を、そう願った親友、そしてその恋人。

 原色鮮やかなラストの風景は目の前にひろがるほどに視覚的な文章でつづられて、そしてその文章はラストにいたるまでの長い年月をも、実感させる。

 神が完全に感じられる、ジャーミー。そこにあるという赤い、さかさチューリップのタイル。

 それを、この眼でみたい。どうしても。

 アッラーの神の完全さをとらえきったシナンの建築物。それをみたくてたまらない。

 

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2007年6月13日 (水)

シュナの旅 -宮崎 駿

シュナの旅 Book シュナの旅

著者:宮崎 駿
販売元:徳間書店
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ほこりたかい英雄、シュナ

 宮崎アニメには、何かを志すヒロインはいても、何かを志すヒーローが少ないです。

 大抵の場合、ヒロインを救うための巻き込まれ型。

 男はこうあるべき、という、宮崎さんの理想なんでしょうか。知らないけれど。

 

 シュナの旅はめずらしく、志をもつヒーローと、彼を救うヒロインの組み合わせ。

 貧しい自国に「金色の穀物」をもたらすための、シュナの旅。

 元ネタは、チベットの民話。確かにどこかで読んだイメージはあるけれど、これはやっぱり立派な宮崎アニメだ。

 ヤックルに乗るシュナはナウシカを思い出させる。

 人買いがいて、人食いがいて、不思議な老人がいて、天上にはいつも青い月が飛ぶ。

 

 この話は地味すぎてアニメ化にはむかない、と書籍になったと聞きました。

 どうかアニメ化にはしないでほしい。ただしそれは地味すぎてではない。

 この書籍でもう、完成品だと思うから。

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2007年6月12日 (火)

東亰異聞 -小野 不由美

東亰異聞 Book 東亰異聞

著者:小野 不由美
販売元:新潮社
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タイトルに早くきづくべきでした

 フランスの影響を強くうけていた頃のインドシナ。同じくイギリス風味のインド。

 ジャズ要素の強いロック、西洋のシナ趣味というような家具全般。

 私はどうも、そういう中途半端な状態なものを全般的に好むらしい。

 だから明治、大正、昭和初期の、江戸の闇が西洋文化の隙間からみえかくれする時代。その危うさがたまらない。 

 

 東亰異聞は帝都、東亰の話。

 それは決して「東京」ではありません。

 東京とかわりない帝都の、かすかにずれがあるその世界は、もう好みど真ん中です。

 小野不由美さんの著作は「魔性の子」「屍鬼」を読んだくらい。どちらも私の好みでは正直ありませんでした。

 この話も正直、前半は少々だらけました。

 けれど、この世界観も起こる事件も、魅力的なキャラクターも、意表をついたラストは捨てがたい。

 考えをあらためます。やはり二、三作読んだくらいでは作者好みはいけませんね。

 

 

 

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2007年6月10日 (日)

でも東芝と歌詞が確認したかった(BlogPet)

がんももが東芝がここで東芝とアルバムっぽい発売しなかった?
でも東芝で夢みたいな直結したいなぁ。
でもきのう東芝で、ビデオがキスする?
でも東芝と歌詞が確認したかった。
でも東芝はここでキスする?


*このエントリは、ブログペットの「がんもも」が書きました。

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2007年6月 8日 (金)

木かげの家の小人たち -いぬい とみこ

木かげの家の小人たち Book 木かげの家の小人たち

著者:いぬい とみこ,吉井 忠
販売元:福音館書店
Amazon.co.jpで詳細を確認する

けして甘くはありません

 小学生の頃、図書館の常連でした。

 同じように本好きの友達と毎日のように本を借りに行ったわりには、休み時間に校庭で遊び、教室で騒いだ覚えがあるのが不思議です。

 子供の時間に、惑う暇はありません。やりたいことにまっすぐむかっていったからでしょう。

 

 図書館司書の先生とも仲良くなりました。

 「ほしい本があるのなら、本屋さんにいかなくても注文してあげるわよ。」

 ある日、先生は、私と友達にそうこっそり、言ってくれました。

 そうはいっても小学生です。おこづかいももらっていません。お年玉だけで生きてた自分にとってはハードカバーは、自分だけの本は、憧れ以外の何物でもありません。

 でも先生がせっかくそう言ってくれるのだから、と、さんざん悩んで選んだのがこの本です。

 何度も何度も繰り返し読んでそれでも欲しくて欲しくて仕方なかった。

 私のはじめての、ハードカバーの本でした。

 

 「木かげの家の小人たち」は、タイトルに似ず、厳しい話です。

 第二次大戦前に、イギリス人から小人の世話をひきうけた男の子。彼が育って家族をもって、家族全員が小人を守っていく。

 小人には、毎日、人間が運ぶ一杯のミルクが必要です。それは掟です。それ以外、小人は「大きい人たち」に頼ることはありません。基本的には彼らは彼らの家族だけで立派にくらしています。

 小人の生活と、彼らを守る「大きい人たち=人間」の生活が、戦争によって大きく変化してゆく。それでも、大きい人は守り、小人は信じる。

 なぜこの本を選んだのかはわからないです。民話のような泥くささに、心ひかれたのかもしれません。小人という魅力的な題材と、戦争中のリアルな生活感。暗い世界。それは他の子供むけの童話とは、ちがう魅力をもっていました。

 今でも大事にもっています。続編の「くらやみの谷の小人たち」とセットで、きっとずっと、大事にするでしょう。

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2007年6月 5日 (火)

ムトゥ 踊るマハラジャ

ムトゥ 踊るマハラジャ Music ムトゥ 踊るマハラジャ

アーティスト:サントラ
販売元:インディペンデントレーベル
発売日:1998/06/14
Amazon.co.jpで詳細を確認する

おすすめはサントラではなく、映画です

 超メジャー映画じゃなくて、アニメじゃなくて、感動とかじゃなくて、ただみてスカッと元気になる映画、というのは案外少ないものです。

 そのうえ、どんな人にも安心しておすすめできる、なんていったらもう貴重です。

 これはその一本。インドでは有名、日本でも話題にもなったから、映画好きならば知っているとは思いますが、普段、映画を観ていない人なら案外知らない。

  

 インドは映画大国で、すごいペースで映画を作るから、台本も満足にないという話を聞きます。

 この映画がどう作られたかは知らないけれど、一応、ちゃんと筋はあります。

 でも基本的にミュージカル仕立て。いきなりみんなが歌って踊る。不自然すぎて、逆にはまってしまう。

 イケメンでもなんでもない主人公、ムトゥはちょっと「寅さん」っぽい雰囲気なのに、だんだんかっこよくみえてきてしまう。さすがインドの大スター。意味なくタオルをまわす姿は、みたことある人なら一度は真似したくなってしまう。

 ヒロインのミーナは、見目麗しいだけでなく、むちゃくちゃキュート。こちらもトップスターらしく、その踊りは色っぽさとかわいさが同居してうらやましい。

 香港映画のようなコメディと、ハリウッドのような戦い。恋愛沙汰と人情喜劇とそしてダンス。

 なんの意味もなく、元気になる。パワー満載のこの映画。大好きです。

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2007年6月 3日 (日)

今はももんがたちが(BlogPet)

一生懸命、ネットで相手とかを矛盾しなかったの♪
今はももんがたちが、ふと思う
と、がんももが思ってるの。


*このエントリは、ブログペットの「がんもも」が書きました。

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2007年6月 2日 (土)

役割

 雨上がりの夜中の話です。

 いつもより黒味が強い空をみあげながら、いつもの散歩コース、公園に入る道を曲がったら、何故だかとても静かでした。

 車一台走っていない。もちろん誰も歩いてやしない。そんなのは、いつもの事なのに、何故だかとても一人なのを感じました。

 雨にぬれた路面と、風がないためぴくりともゆれない街路樹は、街灯にぼんやり照らされて、そのお祭りの明かりのような色合いが、まるで学芸会のセットのようでした。

 怖いわけではありません。

 寂しいわけでもありません。

 こういう時、ふってくる気持ちはいつも同じです。

 「ああ、やっぱり。」

 ここが私の場所だ、これは私の役目そのものだと、私の中の何かがそう告げる。

 私の周りの人達が、ふと誰かに頼りたいとき寂しいとき、いつもとかわらぬ私が、いつものようにそこにいる。

 いつもいけばお茶を飲んでいるおばあちゃんのように。

 ここにある風景のように。

 人に勇気を励ましを。

 

 その、呪いともお告げともつかない思い込みは、自然のなかにいるときに、しばしば波のようにやってくる。

 光がもれる家がみえ、はるか遠くに人がいる、でも誰も私がここにいることを知らず、私はこっそりこの綺麗な風景に一人でたちつくす。

 ここが私の、この人生での立ち位置なのだと、家出から戻った子供のように安心しきった心と体が、私につげてくる。

 それは年々強くなり、あきらめて認めざるをえなくなるほど。

 

 そういう役割を課せられているようだ、と、頭のすみで思い始めてもう何十年たつだろう。

 何故そんなおこがましいことを感じてしまうのかわからない。こんなに欲望の嵐のような性格なのに。

 けれどあがいても、どんなにあがいても、ここに立ち返ってしまう。この場所で、私は安心してしまう。

  

 でも今はまだ。

 この気持ちは役割でもなんでもない。逃避行動だ、皆が疲れると思うことだ。そう言い聞かせてごまかして。

 この場所で、驚くほど安心しきっている心と身体に、知らん振りして。

 明日もまた、不安や憂鬱や恋や欲望がてんこもりの、煩悩の世界に返ってく。 

 あきらめなんてついていない。認めるなんてまっぴらだから。  

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2007年6月 1日 (金)

無罪モラトリアム -椎名林檎

無罪モラトリアム Music 無罪モラトリアム

アーティスト:椎名林檎
販売元:東芝EMI
発売日:1999/02/24
Amazon.co.jpで詳細を確認する

印象的な声と独特な歌詞

 最初に聞いたのは「ここでキスして」。プロモーションビデオのまなざしは強烈でした。

 でもその時はそれくらい。

 何年もたってからこのアルバムを人からもらって、その歌詞に眼をみはりました。

 なんて独特な、なんてまっすぐな感情でしょう、と。

 

 「同じ夜」を聞いて、悲しくなるときもある。その事実をみとめて、すがすがしくなるときもある。

 「シドと白昼夢」の、曲とは直結できない、夢はお嫁さんと答えるような女の子を思いうかべちゃうくらいな思想。

 汚れのようなキャラであっても、自分なりの倫理がある。

 自分でみつけた倫理が、自分の第一だ。

 そんな力強さにいつも、すっかりやられてしまう。

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