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2007年7月10日 (火)

夕凪の街桜の国 こうの 史代

夕凪の街桜の国 Book 夕凪の街桜の国

著者:こうの 史代
販売元:双葉社
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映画化されるんですね...

 ガラスのうさぎ。

 ふたりのイーダ。

 裸足のゲン、そして、ひろしまのピカ。

 戦争のこと、特に原爆のことは、図書館にあった童話、物語で知りました。

 何故だかひきつけられて、体験者の話をまとめた物語を数多く読んだ覚えがあります。

 どんなに悲惨な話でも、それは幼い私にとっては、遠い遠い世界の話だったというのに、どうしてあんなにむさぼるように読んだのか。

 今でもよくわかりません。

 

 祖父も、祖母も亡くなった今、戦争そのものを体験した人は身近にいません。父の話す戦争は、戦争そのものではなく、生き延びるための生活の話です。

 だから、やっぱり遠い。どんなに書物を読んでも、記録映画をみても、当時を題材にした小説を読んでも。

 生きているうちに戦争がない限り、本当に実感することなど出来ません。できない事を申し訳なく思う事すら、申し訳ない。

 ただただ、頭をたれるばかりです。

 ただただ、何故?と思うばかりです。

 

 むこう約70年間は草も木も生えないだろうといわれた街には、今、緑にあふれてるかもしれない。

 でも、この本の主人公たちは、憤るわけでもなく、嘆くわけでもなく、何十年たってもまだ続いている被爆の影響をただ事実としてうけとめなければならない状況にいる。

 どこにでもいる女の子達なのに、何故?と感じずにはいられません。

 こんな事実があるのにまだ核がなくならないのは何故?と思わずにはいられません。

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