« ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ | トップページ | しゃばけ -畠中 恵 »

2007年7月 2日 (月)

滋養抱負

 実家に帰り、久しぶりに畑で仕事をした。

 ゆるやかな斜面に作られている畑にいくと、眼下にひろがる田んぼの緑と、奥にそびえる山の青さにうっとりする。

 蕎麦を植えてる隣の畑は白い花が満開で、その清楚な緑と白の組み合わせに思わず見とれてしまう。

 畑の奥には、枝をひろげたケヤキの一群。葛がからまるその姿は、いつも畏怖の念をいだかせる。

 その普遍な感情は、私の時間をくるわせる。

 例えば今までの人生が、実は5歳の私がぼんやりと、この場所で想像していただけのものだと言われても、一瞬、信じてしまうほど。

 去年の私とも、一昨年の私とも、多分、5歳くらいの私とも。

 ここで感じる感動は、きっと何一つ変わらない。

 

 梅雨で湿気がおおいせいか、一足毎に良い土の香りがたちのぼる。

 春にまいた作物は、すでに芽を出し葉をひろげ、すくすくと健やかに育っていた。

 長年、丹念に作られた畑。

 その栄養分は滋養抱負で、まだ実を結べない私をもきっと健やかにしてくれる。

|

« ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ | トップページ | しゃばけ -畠中 恵 »

「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ | トップページ | しゃばけ -畠中 恵 »