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2007年10月29日 (月)

さくらん -安野 モヨコ

さくらん

さくらん

著者:安野 モヨコ

さくらん

とても戦えそうにない女の世界

 京都にいったおり、舞妓さんに会う機会がありました。

 もちろん、お茶屋遊びではありません。 そんな甲斐性があるはずもなく、知り合いのつてで本物の舞妓さんの、ご出勤前の身支度をみさせていただきました。

 水でといた白粉で器用に襟足に模様をつけ、顔にも塗る。それに紅をほんの少し加えたもので陰影をつける。

 髪結いは週に一度だといいながら、乱れた頭を丁寧にとかしてゆく。飾り布を差し込むとみるみるうちに華やかな日本髪に。

 兄さん、とよばれる男衆(おとこし)の人がやってきて、ものの10分ほどで手際よく着付けてゆくと舞妓さんのできあがり。

 そのあでやかな変身振りにみとれた私たちをなお、圧倒するもの。

 それは、18歳にも満たない彼女達のおしゃべりからみえる、生々しい祇園の世界。 

 OLさん達の戦いよりなお厳しい、女の世界がありました。

 

 「さくらん」は花魁の話。

 舞妓さん、芸妓さんの世界とはまた違うけれど、それでもやっぱり。

 私のような、男の人の多いような職場で働く生ぬるい人間が、たちうちできるようなものではありません。

 

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