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2007年10月16日 (火)

一千一秒物語 -稲垣 足穂

一千一秒物語 (新潮文庫) Book 一千一秒物語 (新潮文庫)

著者:稲垣 足穂
販売元:新潮社
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モダン、という言葉がぴったり

  童話ともいえない、小説というには短い掌編の数々。

 流れ星、お月様。チョコレート、シガレット。かわいらしく、でもちょっとレトロな感じがするのは何故だろう。

 はじめて読んだときそう思ったのも当たり前。1920年代の作品でした。

 しかも、「こんなささいな話でいいなら私にも書ける」なんて、おこがましいことを思いました。高校生の頃とはいえ、なんて傲慢な。

 今はわかる。

 もし書いたとしてもそれはあくまで足穂「風」。彼のイメージする世界を模倣したにすぎません。

 

 自分の中にある世界。

 それがはっきりしている人が書くからこそひきつけられる。

 そういう事がぼんやりみえてきてからは、とてもとても付け焼刃ではかけません。

 それこそ、流れ星に殴られてしまう。お月様にどつかれてしまう。

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