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2007年10月31日 (水)

だれも知らない小さな国

だれも知らない小さな国 Book だれも知らない小さな国

著者:佐藤 さとる
販売元:講談社
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ひっそりときっと今も存在する

 小人の話としておそらく最初に意識して読んだのは、小学校の教科書にのっていた「チックとタック」。

 夜中にいたずらをし、最後にわさび入りにお寿司を食べちゃう彼らも好きでしたが。

 一番、長い付き合いで思い入れのある小人といったら、この佐藤さとるさんの書く、コロボックルのシリーズです。

 

 

 主人公のせいたかさんは、小山に住んでいる彼らと子供の時に出会い、けれどその時は交流をもたない。

 一度きりのその体験。普通なら不思議な思い出としておわるところですが、せいたかさんは違う。

 忘れずに大人になって、しかもその小山に住み、とうとう小人たちの信頼までかちえてしまう。

 その、じわじわとした話の進み具合や、もどかしさ。

 コロボックルではないか?というせいたかさんに、小人たちが、自身の先祖を「スクナヒコナ」だと言っているところ。

 おまけに作者は「これは自分の話ではなく、せいたかさんは自分ではない、知り合いだ」なんていっている。

  

 だから信じたい。彼らが実在することを。

 おそらくは神奈川県、横須賀の地域の小さな小山に、今でもひっそり暮らしてることを。

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