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2007年12月 4日 (火)

大きい1年生と小さな2年生 -古田 足日

大きい1年生と小さな2年生 (創作どうわ傑作選 1)

大きい1年生と小さな2年生 (創作どうわ傑作選 1)

著者:古田 足日

大きい1年生と小さな2年生 (創作どうわ傑作選 1)

ホタルブクロの花にあこがれました

 小学校にあがってはじめての家庭訪問だったと思います。

 担任は、おじいちゃん先生、でも決して好々爺タイプではありません。キビキビと話す、むしろ厳しいタイプの先生でした。

 自転車に乗ってやってきた先生は、出迎えた私に無地の、茶色の紙に包まれたものを、「ほら。」とぶっきらぼうに渡しました。

 わけがわからないまま、受け取りました。それは一冊の本、この「大きい1年生と小さな2年生」でした。

 お母さんにはもちろんすぐに報告しました。お母さんが先生にお礼を言っていたかどうかは覚えがありません。

 ただ、お母さんに、「この事は友達にいっちゃいけない」と口止めをされたことを覚えています。

 だから、本のお礼をいえぬままでした。先生は、3年生まで担任をしてくれた後、転任されてゆきました。

 

 いまだに何故、本をくれたのかわかりません。

 ただ、この担任の先生に限らず、小学生の頃、何故か私は年配の先生に受けがよかった。

 転任式で去るときに、全校生徒のみているなかで、私に握手を求めてきたクラブの顧問の先生。

 教わってもいないのに、声をよくかけてきた、隣のクラスの先生。

 贔屓というのともちょっと違う。

 今でもすごく不思議です。

 先生達は、私をみて、私の何を気に入っていてくれていたのだろう。

 あの頃の私に、一体何をみていたのだろう。

 

 この本のなかで主人公が、今まで怖かった道を通れるようになった後、仲がよい友達に、「大抵の道は(いつかの)はじめての道なんだ。」というシーンがあります。

 この本の登場人物のように頑張れと、そういう意味であの先生がくれたとしたら。

 深く感謝します。

 今でもこの言葉は私に根付いてる。

 「大抵の道はいつかのはじめての道。だからきっとそのうち、もっと遠くまでいけるようになるに違いない。」 

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コメント

贔屓するの?

投稿: BlogPetのがんもも | 2007年12月 5日 (水) 10時21分

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