間宮兄弟 -江國 香織
間宮兄弟 (小学館文庫 え 4-1)
| 間宮兄弟 (小学館文庫 え 4-1) 著者:江國 香織 | |
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木登り、ざりがに釣り、とんぼとり。屋台の金魚つり、ヨーヨーすくい、三角くじ。
漫画を歩きながら読む。歌いながら歩く。買い食いをする。
今でもやりたいそのどれもが、今やると変わり者扱い。
すごく不思議です。
興味があった事に興味がなくなる。楽しいと思わなくなるタイミングは一体なんなのだろう?
かつて同じ趣味を持っていた友達が、いつの間にか趣味からとおざかっている。
「時間がなくて」とみな言うけれど、興味そのものもなくなっているのがはっきりわかる。
なくなったのは、時間が先か興味が先かわからないけど。
彼らはいつ、どんなタイミングで遠ざかってしまうのか。
私にはどうしてそのタイミングがこないのか。
ずっとそう思っていたので、この「間宮兄弟」を読んだとき、彼らの生活をとてもうらやましく思いました。
それと同時にちょっと怖くなりました。
変わり者に拍車をかけることを許されちゃった気がして、間宮兄弟にみならって、自分も同じ生活をしてしまいそうになってしまう。

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