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2008年1月30日 (水)

てぶくろ

てぶくろ―ウクライナ民話

てぶくろ―ウクライナ民話

著者:エウゲーニー・M・ラチョフ,うちだ りさこ

てぶくろ―ウクライナ民話

 民話ならではの、シュール

 家から会社までの通勤のうち、外に出るのはほんの5分ほどなので、さほど天気に影響されません。

 けれど帰りに散歩するには、手袋なしでは耐えられない。

 手袋を買いにいって、ふとこの民話を思い出しました。

  

 人間のてぶくろなのに、うさぎやらクマやらがもぐりこもうとする、シュールな絵と話も印象的でしたが。

 話の一番最後。

 動物たちが逃げていった後に、落とした本人が、また手袋を拾って帰る。そのシーンが子供ごころに心配でした。

 てぶくろはのびていないだろうか。普通に使えるのだろうか。

 それ以前の部分がおもしろいというのに、なんでそんな部分が気になっちゃうのだか。

 

 散歩はラフな格好でざくざく歩くのが好みなので、手袋もおしゃれなものでなく、この絵にあるような、しっかり暖かそうな、丈夫なものを望みます。

 落としたら、ねずみもクマもうさぎもよってくるような、丈夫な暖かい手袋。

 そんな手袋があったなら、いっそ私もそのなかにもぐりたい。

 そんなシュールなシチュエーションをうっとりと思いつつ、今日もまだ、手袋、買ってません。

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2008年1月29日 (火)

紅夢

コン リー / チャン イーモウ/紅夢 大紅燈篭高高掛 Raisethe Red Lantern コン リー / チャン イーモウ/紅夢 大紅燈篭高高掛 Raisethe Red Lantern
販売元:HMVジャパン
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色彩の豊かさに目をみはる

 中国映画を観ていて驚かされるのは、お金持ちのスケールの大きさと、人間のえぐさ。

 この映画でもそう思いました。

 妾には一人一人の家をあてがう。専用の使用人もついている。でもその家は、他の妾との棟続き。ご飯も皆一緒に食べる。

 しかも、毎日毎日、旦那様がどの妾のところに行くのかを全員の前で指名する。

 えぐい。えぐすぎる。

 そのえぐさを、中国式の様々な儀式や色彩で隠してる。隠された分だけどれも妖しくて美しい。

 指名された妾の前におかれる紅い提灯。

 カラコロと不思議な音をたてながらマッサージする、足うち。

 妾だけにゆるされる紅い提灯を使ったのがばれた使用人は、白い雪の中で紅い提灯を燃やす。

 妊娠したと偽った主人公に怒った主人が、提灯に封をさせる。

 その全てが美しくて怖い。怖くて綺麗で、名作だ。

 

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2008年1月26日 (土)

大寒

 油断していたら、ここ一週間ほど、あっけにとられるほど、寒い日々。

 大寒、なんて、脅されるような季節の名前がついているだけ、ある。やっぱり昔の人は偉大だ、と思う。この寒さにも、あきらめもつく。

 

 目の前にいるこの人が、愛しい眼を声を私にむける。つないだこの手に力が入る。そういうことを、かすかに願っている自分がいる。

 心のどこかで期待する、期待した分だけ、悲しくなる。

 失恋はつらくない。認めてないからつらいのだ。

 

 そのことを認めよう。

 認めて、だから相手の手をはなしてみる。

 手を放してはじめて気づく。相手の歩調はゆるやかで、私にあわせてくれてたことを。

 

  

 東京だから、なんて油断していたら、見事に雪がふった。しかも、ぼたん雪。

 寒い最中にだけ降るこの雪はやさしく空気をはらんでて、思いもかけずにあたたかい。

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2008年1月25日 (金)

パリの恋人

パリの恋人 DVD パリの恋人

販売元:パラマウント ジャパン
発売日:2006/04/21
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今だったら、きっとタイトルはそのまま「ファニー・フェイス」だろうに。

 ヘップバーンの作品はあまりたくさんは観ていません。この作品も、共演のフレッド・アステアのダンスが目当てでした。

 けれど、ヘップバーンが本当にキュート。

 最初に二人が出会う、本屋のドタバタなシーンの地味な格好も。

 ファニーフェイスだもの、となげく姿も。

 パリで酔っ払って、粋にダンスを踊るときの、モノトーンでまとめたおしゃれな衣装も。

 ダンスが粋なアステアに決してまけてはいませんでした。

 

 今みると合成バリバリの映像なのだけど、パリの、いかにもな観光地と組み合わされてそれなりにいい感じ。ファニー・フェイスな主人公の、いかにもなシンデレラストーリーと組み合わさって、素敵なおとぎ話になってます。

  

 

 「ファニー・フェイス」という単語はこの映画以降、いい意味あいとして使われるようになってしまったから、クール・ビューティどころか、ファニー・フェイスも、純大和民族顔には敷居が高くなってしまった。

 観終わった後日。ヘップバーンが着ていたモノトーンスタイル。ハイネック部分と靴下だけ白で、ほかが黒の組み合わせを真似してみたのだけど、自分的には満足だったのだけど。

 今日、地味だね、と、普通に言われてしまいました。やっぱりファニー・フェイスにもほどとおい。

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2008年1月24日 (木)

フライド・グリーン・トマト

フライド・グリーン・トマト
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 ジェシカ・タンディの笑顔が素敵。

  この映画を観る一ヶ月前くらいに偶然、ヒッチコックの「サイコ」をみました。

 そしたら、「サイコ」の、湖から車をひきあげるシーンと同じ構図で車をひきあげてました。

 あとで調べたら、やっぱり「サイコ」をパロディ化していたようです。 

 

 でも似ているのはそこだけ。

 この映画はサイコキラーがでてくるわけではありません。

 過去と現在の、二人の女性の友情の物語。

 老人ホームにいる老婦人と、老婦人の昔話にひかれて彼女を訪ねる主婦。それが現在。

 老婦人の昔話にでてくる二人の女性は、老婦人のかつての姿と彼女の憧れる女性。それが過去。

 どの時代でも、女性が一人でまっすぐに立つために頑張るためには、自分自身が少しの勇気をまず持つことが必要。

 そして信頼できる友をもつことも。

 

 老婦人役のジェシカ・タンディと、主婦役のキャシー・ベイツが素晴らしい。特にキャシー・ベイツは「ミザリー」の怖さがみじんもみえない主婦っぷりがとてもかわいい。

 彼女がつぶやくおまじない、「ルワンダ」は少し勇気が出る言葉。

 バカにしないでまずつぶやいてみる。それが大事なんだとちょっと思います。

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2008年1月23日 (水)

不倫は家庭の常備薬 - 田辺 聖子

不倫は家庭の常備薬 (講談社文庫)

不倫は家庭の常備薬 (講談社文庫)

著者:田辺 聖子

不倫は家庭の常備薬 (講談社文庫)

名言だと思う

 結婚をしたことないので、結婚して、好きな人と四六時中一緒にいる場合のストレスがどの程度かはわかりません。

 好きだからこそのストレス。

 例えば。

 兼業主婦なら仕事から帰ってすぐ家事をこなしても当たり前と思われる。

 専業主婦なら人と話す機会がなく、旦那さんは仕事で忙しくて、帰ってきてもあまり会話もない。

 旦那さんは仕事でつらくても家庭ではそれをみせられない。

 それでも、相手に優しい顔で「おかえり」をいいたい。明るい顔で「ただいま」をいいたい。そのためのストレス発散。そのために他の人と少しだけ息抜きをすることが、いいことか悪いことか。

 実際にその立場にならないとなんともいえません。

 ただ、相手がそれをした場合にも許せる人ならば「あり」なんじゃないか、と思います。もちろん、相手には死ぬ気で隠すこと、それが第一条件ですが。

 

 この「不倫は家庭の常備薬」は、まさにそういう話ばかり。

 読んだ時には、やっぱり皆、同じことを考えるものだな、と思いました。

 しかも書いているのは、田辺さん。うますぎる。

 どの主人公もあっけらかんとしていて、明るくて、やっぱり、私としては「あり」なんじゃないかと、思ってしまう。

 

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2008年1月21日 (月)

六星占術 平成20年 開運暦カレンダー - 細木 数子

六星占術 平成20年 開運暦カレンダー

六星占術 平成20年 開運暦カレンダー

著者:細木 数子

六星占術 平成20年 開運暦カレンダー

飾ってる人いるのかなあ、いるのだろうなあ

 会社で細木数子の話題になった時、私が「土星人」だと知ると、皆、驚きました。

 信じられない、納得いかないという人まで。

 笑いながらこっそり思います。

 気づかれないほど、一生懸命、改善してるもの。

  

 昔、変わり者と言われるたびに悲しくなって思いました。

 性格をなおしたい。変わり者と言われる部分をなくして普通にみられたい。

 そう思うのに性格は変わらない。直せない自分にますます落ち込む、その繰り返しでした。

 

 今ならわかります。あの時、何故、直せなかったのか。

 周りに変だといわれる部分。本当のところ、私は嫌いでも変とも思っていなかった。

 むしろ大好きな部分だったから。

 ただただ周りに「変だ」と言われるのが悲しくて、受け入れてもらえていない気がして、それだけの理由で自分を殺そうとして、でもやっぱり出来なかった。それだけのこと。

 あの時、直す必要があった性格は、変、と言われた部分ではなく、変、と言われて冗談に思えなかった自信のなさ。

 それこそ土星人な真面目な気質。

 それを思うと、確かに私の本質は土星人なのだと思います。

  

 だから直しました。

 これが私なんだから仕方ない。私はちっともこういう自分が嫌いじゃないもの。

 そう思えるようになって、変と言われても開き直れるようになって。 それでも周りは私を拒絶なんかしない。いなくならない。

 

 今は、「天王星人」にみえるほどの開き直りっぷりで、

 ただ、それも過ぎると傲慢になってしまうので、それだけを気をつけながら、

受け入れてもらえ、かつ、自分を好きでいられる幸せを今日もかみしめる。 

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2008年1月18日 (金)

赤毛のアン - モンゴメリ

赤毛のアン

赤毛のアン

著者:モンゴメリ,村岡 花子

赤毛のアン

 白い花と緑ひろがる場所ではねまわる赤い髪

 実家には、「赤毛のアン」が二冊ありました。

 小学生用の少し優しくかかれたものと、中学生用らしい原作をそのまま訳したもの。

 どちらにも少しだけ挿絵がついていて、そのどちらをみても今一歩わからなかったもの。

 それはアンの憧れた「ふくらんだ袖」のドレス。

 挿絵をみると、片方はお姫様のような膨らみ方の袖で、片方は袖が3つに絞られていてまるで芋虫。

 今思うと「膨らんだ袖」とは、最近はやりの「パフ・スリーブ」で、そのふくらみは緩やかなものなのでしょうが、当時の挿絵の人は時代背景などまで考えてはいないのでしょう。

 挿絵をみてもどうしても、かわいい服には思えませんでした。

  

 そして今でも読むたびに感じること。

 アンは確か、赤や水色の服にも憧れていたはずなのに、どうしてリンド夫人は濃い茶色の服を作ってあげたんだろう?

 確かに赤毛の彼女には茶色の方が似合っていたのかもしれないけれど、それでも一度くらい、カラフルな洋服を作ってあげてもよかったんじゃないか、と思う。

 アンのためにマシューががんばるこの章は大好きですが、それだけがちょっと不満です。

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2008年1月17日 (木)

空のオルガン -竹坂 かほり

空のオルガン 1 (1) (HMB T 3-1)

空のオルガン 1 (1) (HMB T 3-1)

著者:竹坂 かほり

全編に美しい音楽が降っている

 中学生の頃買っていた「ぶ~け」は、今思うと、大変魅力的な少女漫画雑誌でした。

 恋愛ものもなくはないけど、それ以上に、ドラマ性の高い話ばかりが揃っていました。

 SFあり、自分探しあり、寓話あり、ホラーあり。

 あの頃、連載されていた話を今でも読み返したくて古本屋で探したりしています。

  

 「空のオルガン」も、その一つです。

 舞台は昭和初期。教会の、パイプオルガンの音に魅せられている主人公。

 目の見えない妹。療養所にいる友人。片言で話す牧師さん。ロシア文学を勉強する兄と、優しい父と母。

 軍人の勢いがましてくる世の中で、いつでも誠実に生きることを願ってる。

 主人公が感じる気持ちは少しキリスト教の教えに近い。全体的に宗教じみていると感じる人も多いでしょうが、だからなんだ、といいたくなるほどに、どの話も心に響く。

 それこそパイプオルガンの音のように、残響がいつまでも続き、しらずしらずに心に残る。

 だからこそ、何年もかけて古本屋で探し続け、昨年ようやく全巻そろえました。

 それなのに、有頂天になったのも年末まででした。ある日本屋で、文庫化されたものが平積みされていました。

 どうせならもっとはやく...。と嘆きつつ。文庫版を買いなおそうか、現在悩み中です。

 きっと、文庫版がなくなるころに欲しくなって買うことでしょう。 

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2008年1月16日 (水)

AND I LOVE YOU -DREAMS COME TRUE

AND I LOVE YOU

AND I LOVE YOU

アーティスト:DREAMS COME TRUE

AND I LOVE YOU

それでも明日はきてしまう

 このアルバムの最後の曲は美和さんの、大切なパートナーへ向けたその、ごくごく私的なささやかなメッセージ。

 子守唄のような、話しかけるような歌い方は泣けてくる。

  

 それを知ってるからかもしれないけれど。

 このアルバムの、どんな明るい曲も何故だか涙ぐみたくなる。

 幸せな曲も、せつない曲も。

 まっすぐに向かおう、向かいたい、向かってる。

 そんな気持ちが溢れてて、けなげで、泣けてくる。 

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2008年1月11日 (金)

謎ジパング -明石 散人

謎ジパング―誰も知らない日本史 (講談社文庫)

謎ジパング―誰も知らない日本史 (講談社文庫)

著者:明石 散人

謎ジパング―誰も知らない日本史 (講談社文庫)

鵜呑みにしそうでこわい

 京極夏彦さんの「京極堂」シリーズの時折でてくる「明石の先生」。

 何者だろう?そのうちきちんと話の中に、出てくるだろうと思っていたのになかなかでてこない。

 そう思って調べてみたら、現在も執筆されている作家さんのことでした。

 

 そんなわけない。あれは昭和30年代の話なのに。

 どうして今も、小説に書かれているとおり築地に事務所を構えてるんだろう。

 著者近影は老人じゃないのだろう。

 なんて思ってました。

 

 京極堂シリーズで知り、読み始めた私のような人は多いでしょう。

 明石 散人は覆面作家です。

 自らの小説で、もろ主人公とキャラかぶってる。

 内容は、神秘的と痛いギリギリのラインのものが多い。

 覆面作家と知って納得のいくことばかりです。名前からして「散人」 つまり、「いない人」。

 ネットで調べると、「おそらくこの作家さん」という予想はつくけれど、無粋なのであえて追求せず。 

 でもこの人の書く話。荒唐無稽なわりに説得力あり。

 もし中学生頃に読んでいたら丸ごと信じちゃっていたかもしれない。

 今ですら、本当のホントはやっぱり事実はこちらじゃなかろうか?なんてちょっと思ってます。

 そう思わせてくれる材料の数々、説得力。たまに一冊取り出して読んで、もしかして、と思う。そんな読み方がいいようです。

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2008年1月10日 (木)

クワイエットルームにようこそ - 松尾 スズキ

クワイエットルームにようこそ (文春文庫 ま 17-3)

クワイエットルームにようこそ (文春文庫 ま 17-3)

著者:松尾 スズキ

クワイエットルームにようこそ (文春文庫 ま 17-3)

それは最後にたどり着く場所

 ちゃらんぽらんな性格にみえたって、案外根は真面目。

 真面目そうな性格にみえたって、冗談だって言う。

 そういうものだってわかってはいるけれど、それでもやっぱり、基本の性格として、上澄み型と沈殿型はいると思う。

 そして私は、まちがいなく後者だと思う。

 真面目といえば聞こえがいい。けれど度がすぎるとうざったい。

 そして不幸なことに、自分がうざったい事に気づいてしまうほどに、沈殿してしまう場合。

 それでもなお、気づいてはいけないと、目をつぶった時。

 私もクワイエットルームに行く可能性は十分ある。

 

 クワイエットルームはそういう場所。

 それでも目をつぶり続けるよりは全然いい。

 だからどうか、目をつぶり続ける強さをどうぞ自分はもっていませんように。

 耐えられず、悲鳴をあげる程度の弱さをどうぞもっていますように。

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2008年1月 8日 (火)

魔術はささやく -宮部 みゆき

魔術はささやく (新潮文庫)

魔術はささやく (新潮文庫)

著者:宮部 みゆき

魔術はささやく (新潮文庫)

誰もが弱くて誰もが優しい

 ネットやTVでニュースのうち時折、動機がよくわからない、でも解決済みではある事件や出来事が報道されることがあります。

 そういうニュースの続報はめったにお目にかかりません。よほど大事でないと動機だけではニュースにはなりません。そういうとき、不謹慎な言い方ですが続きが気になります。

 動機を知っても理解できないものに関しては、当事者達の過去や背景や思いが知りたくなる。加害者と被害者とその両方のを。

 自分が当事者でないからこその、この無責任な好奇心。それが相手をどれだけ傷つけるかが、私には本当にはわかってないのでしょう。

  

 宮部みゆきさんは、そのへんがよくわかってる。

 わかってて、私の無責任な好奇心をみたすような描写をする。そのくせ、どんな登場人物にも共感してしまうほど、優しい目線で表現する。

 おかげで誰のことも、嫌いになれない。理解してしまう。

 「無限に続く言い訳を聞くつもりか?」。登場人物の一人はそういうけれど。「その行為は自分の魂を削ることだ」というけれど、それでもやっぱり。

 聞いてあげてもいいや、なんて思うほどに皆、弱い。受け入れたくなるほどに、皆、弱くて、優しい。

 

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2008年1月 4日 (金)

湘南乃風 Riders High -湘南乃風

湘南乃風~Riders High~

湘南乃風~Riders High~

アーティスト:湘南乃風,MINMI

湘南乃風~Riders High~

じわじわっとくる、さりげない歌詞

 ノリがいい曲は好きですが、基本的には歌詞重視なので、ノリがいいだけの曲は一過性のはまりかたしかしません。

 歌詞がよくても、歌い方ひとつで、はまりかたは、やっぱり違います。歌唱力って大事だな、としみじみ感じます。説得力があるというか。

  

 「純恋歌」がとてもヒットした時は、アルバムを聴こうかとまではひかれませんでした。

 恋の歌をストレートに歌えば、歌唱力がそれなりにあれば、説得力があるのは当たり前。誰もが実感する感情を刺激するのは簡単だから。

 アルバムをレンタルしたのは、たまたまツタヤのレンタルセールでの枚数あわせです。

 けれど、その時借りたほかの4枚のアルバムよりも、ずっとはまってしまった。

 浅はかでした。

  

 「いつも誰かのせいにしてばっかりだった俺」。タイトルが上手い。どんな主題がすぐわかる。

 うじうじしている主人公に友達が叱咤する歌詞がとてもよい。「ちょうしのってんじゃねえ」という言葉を「哀れむように言う」なんて、男同士だからこその少し厳しい友情がみえて素敵です。

 「覇王樹」。サボテンの別名ということをはじめて知りました。

 無条件にノリがよい。祭りのようにノリがよくて、それでいて笑いながらいつのまにか涙ぐんじゃうような、それが照れくさいようなそんな曲。

 湘南、その上、風。夏のイメージ満載ですが、冬でも波に乗るのが当たり前のワイルドな方々。

 そんな彼らのナイーブな気持ちは、冬でもとても心地よくて、やっぱり、海へ行きたくなってしまう。

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2008年1月 3日 (木)

素直なんかじゃない

 トゲトゲしたところがなくなった、素直になった感じがするわ、と親戚に言われて考える。

 素直というなら、むしろ、以前の方が素直だと。 思ったことを相手に正直に答えた結果、攻撃的になっていただけだ。

 そのおばさんは、去年くらいから思うところあって、性格がはじけた。私からみて好ましい性格になった。

 その好ましさがそのまま態度にあらわれた。

 それだけのことだ。

 でもそれを、「以前のおばさんの性格は、好きじゃなかったから」と素直に答えたら、きっと「トゲトゲしい」と思われるのだろうな。ちっともかわってない、と。

 そう思って苦笑して、ごまかしてみる。

 ほめ言葉なのだろうけれど納得いかない。

 納得いかないけれど、まあ、いいか、と思ってみる。

 素直になるべき相手は、この人ではないのだから。

 そう思って、ほほえんでみる。少しだけ大人になった気がした、正月。一年の計。

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