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2008年2月 2日 (土)

鏡のなかの鏡-迷宮 -ミヒャエル・エンデ

鏡のなかの鏡―迷宮 (岩波現代文庫)

鏡のなかの鏡―迷宮 (岩波現代文庫)

著者:ミヒャエル エンデ

鏡のなかの鏡―迷宮 (岩波現代文庫)

ウロボロスの蛇のよう...

 ミヒャエル・エンデを知ったのは、映画「ネバーエンディングストーリー」からです。

 映画をみてその世界に憧れ、その原作、「はてしない物語」を中学校の図書館でみつけたのが最初です。

 映画よりさらに深い、卵の中にまた卵があるような、そんな印象の原作にすっかりやられました。

 美しい時間の花に魅了される「モモ」、どこまでも前向きな「ジム・ボタン」シリーズ。

 どれもどこか多重構造や、メビウスの輪のような、めぐるイメージがある。ような気がしてひかれます。

 そして、どこか薄暗い。光と対極の闇ではなく、アジアの混沌ともまた違った、光り続けることに少し疲れた、退廃的な影。

 同じドイツ人のゾーヴァの絵にもそれは感じます。民族性かな?と思うのは偏見かもしれませんが。

 

 「鏡のなかの鏡」はその最もたるもの。

 これは童話ではありません。連作の小説集です。

 正直、はじめて読んだときは、「???」の連続でした。今もはっきりとその意図はわかりません。

 とても読みづらい。読みづらいのだけど、手放せない。

 年に一度くらいは手にとって読み返し、納得のいかないままの読後感。

 サブタイトルは「迷宮」なので、作者の狙いどおりの読者なのかもしれませんが。

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