« トラブル・クッキング -群 ようこ | トップページ | 頭がいい人、悪い人の話し方 -樋口 裕一 »

2008年3月 6日 (木)

ツレがうつになりまして。 -細川 貂々

ツレがうつになりまして。

ツレがうつになりまして。

著者:細川 貂々

ツレがうつになりまして。

明るく読める真面目な本

 細川さんのイラスト、漫画は時折雑誌でみかけてました。

 かわいらしく、情緒ゆたかな絵は、最近の綺麗系をめざすタッチとは大違い。ほのぼの感満載でした。

 よもやこの人のツレがそんな大変なことになっていようとは。

 

 うつになる、という状態がどれほどのものなのかを知るにはとてもいい本だと思います。

 でもそれ以上に、この二人の関係が変わっていくのが興味深い。

 

 細川さんは、本人曰く、だらだら系の性格で、ツレは真面目な人。

 ツレが病気になった時、細川さん自身がどれほどしんどかったか。

 本の中ではそれを、おもしろおかしく書いてありますが、だからこそ、本当はその何倍も色々あったんだろうな、と思います。

 細川さんは決して自分をよくは書いてません。卑下もしてません。

 ツレの、うつ特有の悲観的な態度をみていらいらしたり、前向きになった姿にほっとしたり、意外な行動に驚いたり、また寝込んじゃった姿をみてはらはらしたり。

 ツレの愚痴を聞いていらつきながらも、自分も今まで同じことをツレにしていたこととか、ツレの頭の中がどんなになっているか想像して「ひゃー」と思ったりしたことを、そのまま書いている。

 ツレの病気とむきあう。それはそのまま細川さん自身とむきあう結果となったようです。

 それをツレの病気のおかげ、といっては変だけど、でも今、ツレのうつが良くなってきて、二人の生活スタイルがちょっと変わっているのを知って、少しだけ不思議な気分。

 人間万事塞翁が馬、とはよくいったものだ。どんな行動がどんな結果をひきおこすかなんて、本当にわからないな、と思います。

|

« トラブル・クッキング -群 ようこ | トップページ | 頭がいい人、悪い人の話し方 -樋口 裕一 »

「アニメ・コミック」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« トラブル・クッキング -群 ようこ | トップページ | 頭がいい人、悪い人の話し方 -樋口 裕一 »