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2009年4月17日 (金)

夜は短し歩けよ乙女 -森見 登美彦

夜は短し歩けよ乙女 (角川文庫)

夜は短し歩けよ乙女 (角川文庫)

著者:森見 登美彦

夜は短し歩けよ乙女 (角川文庫)

黒髪の乙女はいつも愛らしい

 森見さんの書かれる京都、そして大学はいつもいつも魅力的だ。

 「こうあってほしい」と思う京都の、春の夜、夏の夕暮れ、冬の木枯らし。

 「こうでなくっちゃ」とわくわくするような、はちゃめちゃなコンパ、妖しいサークル、学園祭。

 そんななかを、黒髪の乙女は勇敢にてくてく歩き、軟弱かつ硬派な主人公はいつもの森見節で妄想をかます。

 古風なタイトル、古風な文体にまどわされてはならない、だまされちゃいかん、と思いつつ、はまってしまう。

 それにしても、パンとご飯、どちらを選ぶか? の問いに、「ビスコを食べればいいのです!」、なんて、きっぱり答えるような黒髪の乙女。

 こんな女の子がいたら、私だって、あんまりキュートで抱きしめてしまう。

 森実さんはわかってる。こういう女の子こそ、「萌え」の対象だ。

 メイド服で「ご主人様」なんて言われるよりもずっと。

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