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2011年6月14日 (火)

年下の女ともだち -林真理子

年下の女友だち (集英社文庫)
一歩さがったつもりの目線

 昔から、恋愛事の相談はされるほうでした。
 
 自分のアドバイスなんて、なんぼのものか。自分に覚悟さえあれば、好きなようにやるのが一番なのだ、と、前置きしてますが。
 
 前置きした上で、それでもあれこれ意見をいってしまうあたり、まだまだかっこよくないなあ、自分。
 
 
 最近は10以上年下の女友達から、相談をうけることが多いです。
 年下だろうと、相談の中身は同じ。悩むところもみな同じ。
 実際は相談でなく、報告なところも。
 
 違うのは私の対応。
 昔、自分に経験がない頃は書物からだった根拠が、今は少しは増えた経験からになりました。
 そして、彼らの心の動きを楽しんだりもして。
 
 
 だから、この短編集の、語り手の気持ちが少し痛い。
 相談をうけているのは昔と同じなのに、自分が詮索好きな中年女に思えてしまう。
 いや、確実に自分の一部はそうなのだと、認めずにはいられない。
 友達を通じて、疑似恋愛を楽しんでいるのは確かなのだと。

 
 
 じゃあせめて、相手の不幸を望むような女にはなりたくないものだ、と自戒をしてしまう。

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