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2011年7月15日 (金)

ぬいぐるみを檻に入れられて -ジェニングズ・マイケル・バーチ

 ぬいぐるみを檻に入れられて


ぼろぼろ泣きました


 「暮らしの手帖」がなぜか家に一冊だけありました。
 
 古めかしい色合いの料理の写真は、興味をそそられなかったけれど、書いてある文章にはどれも惹かれました。
 
 今、思うと、品のある、上質なエッセイばかりだったと思います。
 
 この本は、その「暮らしの手帖」社から出されているもの。
 
 広告が載っていて、タイトルをずっと覚えていました。
 
 
 高校生の頃、図書館で見つけました。けれどその時読んだのは私ではなく、私の友達。
 
 私は読んだ事もないのに、「絶対おすすめだから」と彼女にこの本を斡旋しました。
 
 今思うとなんであんなに自信ありげに薦める事ができたのだろう。
 
 おそらく、「あの本が薦めるのだから間違いない」という変な自信があったのだと思います。
 
 はたして彼女は、「ボロ泣きした」と、絶賛してくれました。
 
 
 この本は、アメリカのある少年、というか筆者の身の上話。
 
 てんこもりで不幸がおそいつつも、彼はどこまでも無邪気でせつない。
 
 そして不幸の中でも必ず彼を守ってくれる温かい人たちがいて、うれしくて泣けてくる。
 
 ただのお涙ちょうだいの不幸話ではありません。
 
 何より、悲しい目にあっただけじゃないということを、彼が覚えている事が何よりうれしくなる。温かな気持ちになる。

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