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2011年9月13日 (火)

クライング・ゲーム

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ヒロインが妖しい魅力なのは当たり前

 「クライング・ゲーム」という名前を知ったのは、この映画より曲名としてでした。
 
 ラジオでボーイ・ジョージが歌っていました。古い曲のカバーだという事、そして、この曲と同名の映画のサントラとして使われている事を知りました。
 
 当時はカルチャークラブの勢いは全くなかったといえど、かつてカルチャークラブに心底のめりこんだ一ファンとしては、ボーイ・ジョージつながりのものは何でも気になる。
 
 だからずっと、日本にこの映画が来るのをわくわくして待ちました。しかも「ぴあ」で、尊敬する淀川さんが褒めていたからなおの事です。

 
 そのせいで、実際に見たときに少しがっかりしたのは仕方ない。秀作だったけれども、期待が大きすぎたから。

 
 この映画は、友情映画。そして恋愛映画。
 IRAに捕まったイギリス軍傭兵の黒人は、見張りの男にしつこく話しかける。

 逃げる為の糸口なのかもしれないけれど、その話し方が本当に人懐っこい。必死というよりかわいらしい。
 
 見張りの男も冷たくなりきれない人で、いつの間にか彼と仲良くなり、情が移り、ついには黒人の彼女にメッセージを渡す約束をさせられてしまう。
 
 その黒人さんの、彼女を思い出すように自慢する口ぶりが、本当に色気がある。目隠しされているからだろうか。口元だけで、彼が彼女を思うだけで幸せになっているのが本当にわかる。
 
 見張りの男は、その後、その彼女に会うのだけど、ただ会うのじゃなくて、とりあえず彼女のお店へ、客として髪を切りに行く。

 客として会った時点で、もう彼女を好きになってしまっているのが、よくわかる。 目だった会話も、大げさな視線も向けてないのに。

 
 この映画にはある秘密というか、どんでん返しがあって、公開当時は確かに驚いたのだけど、今となってはそれはあんまり重要じゃない。
 でもその秘密をとりのぞいても、この映画は素敵だ。むしろ、そんなこと、重要じゃないと思う今の方が、素敵に感じるかもしれない。

 思想も恋愛も友情も。
 頭で考えているものは、感情には決して勝てないものなのだ。

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「映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

ももんがさん

ご無沙汰しています。記事を拝見し、ひさしぶりにボーイ・ジョージの「クライング・ゲーム」を、聴きました。

濃厚な雰囲気は、ヨーロッパの、そして今も揺れているイギリスの磁場そのものかもしれませんね。

確かな感情に支えられた思想、恋愛、友情。

そんなことを考えるきっかけを、もらいました。

ありがとう。

投稿: チャーリー | 2011年9月14日 (水) 05時35分

チャーリーさん
コメントありがとうございます。
この映画だから、あえてボーイ・ジョージを起用した、と思いたくないな、歌唱力で評価されたんだな、と思いたいですね。
濃密な雰囲気を、けだるく、でもしっかりと歌うボーイ・ジョージの妖しさは、さすがだな、と思うから。

投稿: ももんが | 2011年9月14日 (水) 13時11分

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