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2011年10月22日 (土)

LOST

LOST ファイナル・シーズン COMPLETE BOX [DVD]
何回かみないと混乱する

 「24」以降、久しぶりに海外TVドラマシリーズにはまりました。
 
 島に不時着した飛行機、生き残った乗客、そこで起こる不思議な出来事の数々。
 
 シロクマや煙のような怪物が現れる。車いすの人が歩けるようになる。島の元住民と不思議な建物。
 
 最初は謎が謎をよんでいて、それが面白くてわくわくしました。
 
 でも、新たな住民、新たな展開。謎が増えるにつれ、だんだん、かつて起こった謎が全く解明されていない事にきづきました。もしくは、大きかったはずの謎がたわいもない事とされる。
 
 不可解だ。でもやめられない。
 
 新しい謎が魅力的すぎて、やっぱり続きが気になってしまう。
 
 
 
 第6で全シリーズです。今、第5シーズンまでみました。もちろん最後まで観るつもりです。

 ささいな事などどうでもいい。少しでも今ある謎が解明されるなら、やっぱり観ずにはいられない。

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2011年10月20日 (木)

オカマだけどOLやってます。完全版  -能町 みね子

オカマだけどOLやってます。完全版 (文春文庫)
私よりもはるかに「よくいるOL」な気がする
 
 ずっと以前から、オカマさん、オナベさんは、水商売や芸術関係くらいしか、受け入れられる職業はないのだろうかと思ってました。
 
 性別が逆転してしまっているだけで、エンジニアになりたい人も、事務員さんになりたい人も、営業をやりたい人もいるだろうに。
 
 でも実際は皆無に等しい。それは性同一障害、という言葉が世間に認知される前も後も、かわりません。 
 
  
 タイトルにひかれて少し立ち読みし、その後、文庫化されているのを知って買いました。
 
 能町さんも、堂々と性別をあかしてOLをはじめたわけではありません。まだ性別が男だった頃、申告欄に「未選択」にて入社しています。現在は実際に性別を変更しているようですが。
 
 彼女のOL風景、それから日々の細々とした生活は、女子的にはすごくささいな事なんだけど言われてみれば、というようなOL独自の世界。
 
 オカマさんだけどあくまで「普通の生活」をしている能町さんにすごく好感を持ち、かつ、同じような生活をしたいオカマさんは多いだろうな、と感じました。
 
 皆、別に派手な生活をしたいわけじゃないものねえ。 
 
 
 昔、勤めていた会社で、おしゃれの為に女物の服をきている男性がいましたが、皆に受け入れられてました。
 
 タイ国では「第三の性」として十分に市民権を持ち、教師とか事務員とか、普通の職業についているそうです。
 
 性を扱った職業でない限り、性別なんてどうだっていいじゃん。という社会に、なってほしいな、と、つくづく思います。

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2011年10月18日 (火)

こびとづかん -なばた としたか

こびとづかん (cub label)
大人向けかと思いました

 伝説の生き物。たとえばコロボックル、フェアリー、北欧のノーム。
 
 いたら嬉しいいです。
 
 それらの生態を書いた本は大抵の場合、同じように「いたら嬉しい」と思った人が作ったであろう感じでちょっと大人向け。絵本であっても実際買うのは大人でしょう。

 こげパン、たれパンダ、ポケットモンスター。
 
 生態は説明されてはいる本があっても、あきらかにこれはフィクションとわかる。ただ絵はとことんかわいいので、大人も子供も買うでしょう。
 

 で、この「こびとづかん」。

 本屋で売られているのをみて、ターゲットが大人なのか子供なのか悩みました。

 これは、自然界の中にいる、さまざまなコビトの生態を説明している、まさに「図鑑」。
 
 コビトは草むらにいたり、抜け殻があったり、きのこのようになっていたり。その生態は昆虫や植物とおきかえれば、そのまま通用するもの。でもコビト。
 
 そしてそのコビトは、決してかわいい絵ではない。キモカワよりも気持ち悪いより。
 
 
 大人だったら、少なくとも私みたいに気になっちゃう人は一冊は買うだろうけど、きっと何冊は買わない。
 
 じゃあ子供はどうだろう。これをみて、かわいい!ほしいと思うのだろうか。むしろトラウマになっちゃうんじゃないだろうか。
 
 ...なんて、思っていましたが、大人気のようですね。大変失礼しました。
 
 そうか、子供ははまるのかあ。
 
 しらない間に、子供のセンスはなくなってしまうのだなあ。しみじみと、大人になった事を感じてしまう、一冊でした。
 

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2011年10月17日 (月)

からくり侍セッシャー1

DVD からくり侍 セッシャー1 初回限定特別版DVD−BOX

販売元:ポニーキャニオン
発売日:2011/12/21
Amazon.co.jpで詳細を確認する

YouTube からくり侍 セッシャー1 第一話 動画

テーマ曲がまたはまる

 友人から教えてもらって、はまりました。
 
 これは静岡テレビでやっていたヒーロードラマ。残念な事にこの間、最終回だったようですが、Youtubeでは観る事ができる。というか、静岡県民ではないのでYoutubeでしかみられない。
 
 からくり侍セッシャー1は、江戸静岡説を唱えるお茶目な教授?が作った、からくりで動き、携帯電話を電源とするヒーローで、基本的に教授を守るのが指名。
 
 でもなかなか悪者がいないので、商店街でバイトをしたりもする。
 
 この時点で、ヒーロー物といいつつ、ターゲット層が大人であるのがありありとわかる。
 
 教授のすべりっぷりや、教授の弟子のへたれっぷり、娘の傍若無人っぷりは、マニアな大人の笑いのツボだもの。
  

 でも、ちゃんと悪役もいる。
 
 商店街を起点に地球侵略をたくらんでいるスプラッシュ星人なるものがいて、結果的にそいつと戦う事が多い。
 
 で、この戦い、駿河区商店街の、実際にある一店舗がいつも舞台で、実際の従業員さんが演技もしてる。
 
 この時点で、駿河区商店街の地域貢献度マックス。
 
 地元がテレビにでてる、知り合いがテレビにでている、なんていったら、確実にみたくなるし。
 行ったことないお店でも、雰囲気がわかるから行ってみようとも思う。
 
 
 
 中途半端な予算で大手民放がつくるようなドラマにせず、ターゲットと基本コンセプトだけしっかりみすえて、思いっきりローカルにしてしまった所がすばらしいと思う。
 
 と、真面目に考えたりもするけれど。
 
 
 でも、やっぱりこのドラマの魅力は、話のくだらなさが突き抜けてるところ、思いっきりすべっているところ、ディラン効果満載のテーマソングかなあ...。
 くだらなすぎて、本当に素敵。セッシャー1、万歳!

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2011年10月16日 (日)

もしもし下北沢 -よしもとばなな

もしもし下北沢
下北沢に住んでいるのならば

 演劇にはまっていた頃、下北沢はよく行く場所でした。
 
 ネットなんて非日常だった時代、下北沢の雑多な商店街をうろうろしながら、本多劇場やスズナリの場所を探し、ついでにぴあMap片手に、雑誌に載っていた気になるお店を散策したりしてました。
 
 そんな頃にこの本が出ていたら、きっとはまっていたことでしょう。

 
 下北沢が舞台のこの物語は、実在するお店が山ほどでてきます。
 
 通り一遍の紹介ではない。それぞれの店主の人柄や、そのお店が持つ雰囲気が、ふんわりとあらわされている。
 
 しかもその説明がなければ物語はすすまない、というほどに、物語の重要なエッセンスになっていて、そこがまた、たまらない。
 
 京都の丸善に檸檬を置きに行くような、「小説ごっこ」を下北沢のあちこちでしたくなってしまう。
 
 
 関係ないけど、このところ、はまっていた「からくり侍 セッシャー1」と、コンセプトがよく似ています。
 
 似ているけれど、こちらの小説は、ちょっと違う。
 
 地域発展の為、とかではなく、「こんな素敵な場所でこんな素敵な人たちがいる」事を、記憶にとどめておきたかった。
 
 そういう、単純だけど素敵な気持ちがただよってきて。やっぱり、ばななさんはすごいな、と感じてしまう。

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2011年10月15日 (土)

愛情という名の欲

 全ての感情は欲につながるものだと思うんだけど、どう思う?

 昔、賢すぎて、意見がまるで宇宙人のように突拍子もない友人が聞いてきた。

 その時、私はなんて答えただろう。

 愛情だって、結局、欲の一部だよね?というたたみかけるような問いかけに、

 「というより、そういう欲の種類を「愛情」というのじゃないかな?」 と答えた気がする。
 
 
 
 あなたの為、という言葉が恐ろしく偽善なのはわかっているつもりだ。
 
 あなたの為に、と思って言うせりふは、回りまわって結局自分の為なのだ。
 
 そう思ってすごしてはいるつもりだけど。

  
 「自分と相手、二人の為に」と考えた事も、本当は自分の為でしかないのだろうか。
 
 もしそうならば。
 
 何も束縛せず、何も望まないから、好きにしていいよ。あなたの自由はあなたのものだ。
 
 そう伝える事しか、私にはできる事がない。でもそんな事、できるはずもなく。
 
 
 なら、もう、せめて。

 全ては私のわがままです。私が望むから、こうしてほしい、と、自分名義で伝えるだけだ。

 それこそ、愛情という名の欲の下で。
  

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2011年10月12日 (水)

30周年記念ベスト~テーマ・ソングス -稲垣潤一

30周年記念ベスト~テーマ・ソングス~(初回限定盤)(DVD付)
ちょっと意外なジャケット

 小学生の頃、自分ではまった洋楽以外で聞く音楽といえば、姉や兄が持っていたカセットテープが大半でした。
 
 ゴダイゴ、浜田省吾、佐野元春なんかがある中で、何故だか稲垣潤一のベストアルバムを、聴きこんでいた時期がありました。
 
 
 ヘッドホンステレオで、それこそカセットテープがのびるほど聴き、歌詞も完璧に覚えるほどでした。
 
 「ドラマティック・レイン」や「ロング・バージョン」で大人な気分に浸り、「夏のクラクション」でなんとなく儚い気持ちになる。

 おそらくバブルが始まった頃の曲です、だから歌詞も「おしゃれな大人」風。お子様だった私がその意味を本当に理解できたはずもないのに。
 
 当時の自分の審美眼は、どう考えても今よりすぐれてるような気がしてなりません。

 
 このアルバムには残念ながら入っていないけれど、当時の私の一番のお気に入りは「月曜日にはバラを」。

 学校の授業中に、頭の中で口ずさみながらノートに歌詞を書くほど好きでした。 
 
   
 この曲は、男の人が、かつて傷つけられた女の人の事を、まだ好きな気持ちをひきずったまま気にかける歌。今聴いても、素敵な曲だと思う。
 
 やっぱり、子供の頃の自分がどうしてもあなどれない。

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2011年10月 8日 (土)

・・・すぎなレボリューション -小池田マヤ

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四コマだけどストーリーあり

 小池田マヤさんを最初に知ったのは、多分、実家に帰るとき。電車で読もうと買った四コマ雑誌に書かれていたかと思います。
 
 この漫画ではありませんでしたが、きちんとした絵で読みやすく、話も面白かったので覚えていました。
 
 この漫画はたしかネットカフェでみつけて読んだのがはじまりだったかと。
 
 OLが、綺麗になり、社内恋愛をし、トラブルに巻き込まれてゆく、という、ベタといえばベタな話ですが。
 
 主人公が三十路の地味なOL、しかも処女。しかもストーリーの出だしが、飲み会で酔っ払って朝起きたら、どうも会社の誰かと初体験してしまったらしい、というあたりが、ちっともベタではありません。
 
 しかも主人公、相手を探そうとするあまり、社内の社員複数と間違いおこすわ、経験が少ないからといってHビデオを山ほど借りて勉強するわ。
 
 なまじっか、真面目で生きてきた分、暴走っぷりも半端ない。
 
 その、「真面目なだけに暴走する」ところが、どこか自分に似ている気がして、ちょっとへこみつつ、共感を持ってしまう。
 
 そして、主人公の初体験の相手を含めた会社の面々。恋敵や同僚OLのちょっとした態度、気持ちの描写が、笑える部分も含めてすごく「わかる」。
 
 社会人であれば、経験するだろう、ほんのちょっとした事。でもあえて気にしなかったところを、小池田さんは上手にすくってとりあげている。
 
 
 四コマ仕立てですが、基本は続き物のストーリーです。いやいや、それはないだろう、と、つっこみを入れるような展開もありますが。
 
 それでも。なんか、いいな。と思ってしまう。
 
 三十路が夢をみたっていいじゃないか、ベタな事をしても馬鹿な事しちゃってもいいじゃないか。
 恋愛でじたばたするのも仕事でじたばたするのも、一生懸命なんだもの。仕方ない。うん。仕方ないよね。
 
 そんな風に主人公を弁護したくなってしまう。
 
 

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2011年10月 5日 (水)

プレシャス

プレシャス [DVD]
負けないということ
 
 プレシャスとは、宝物という意味。主人公の女の子の名前です。
 
 デブで大柄な彼女は妊娠のおかげで中学校を退学になりました。妊娠したのは父からレイプされたからです。
 
 生活保護をあてにしている母親はTVばかりをみる生活で、彼女を馬鹿だとののしるだけ。父親を奪ったとののしるだけ。彼女に家事もやらせる始末です。
 
 彼女は、日々、辛いことがあると想像の世界へ逃げ込んでました。アメリとは違う、必要に迫られた想像の世界は明るすぎて、切ないくらい。
 
 
 そんな彼女が、フリースクールに通い始めてから強くなる。
 
 クラスメートとはじめて手をつなぐ。文字を覚え、日記を書くようになる。
 
 守ろうとしてくれる教師と、いつのまにかできていた仲間と。
 
 そういう些細な事が実は決して些細な事ではなく、誇りにつながる重要なものなんだという事が、すごく実感できる。

 彼女は子供を生み、家を出る。最後はお母さんの事を理解し許そうとまでする。
  
 過酷な生活環境が一転してよくなるようなラストではないけれど、彼女ならば大丈夫。そう思える強さを感じる彼女が本当に魅力的。
 
 テーマの重さの割には暗い感じはしないのに、最初から最後まで涙がにじんでしまう。
 
 この映画は「いい映画だった」という表現が一番あっている。

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