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2011年10月 5日 (水)

プレシャス

プレシャス [DVD]
負けないということ
 
 プレシャスとは、宝物という意味。主人公の女の子の名前です。
 
 デブで大柄な彼女は妊娠のおかげで中学校を退学になりました。妊娠したのは父からレイプされたからです。
 
 生活保護をあてにしている母親はTVばかりをみる生活で、彼女を馬鹿だとののしるだけ。父親を奪ったとののしるだけ。彼女に家事もやらせる始末です。
 
 彼女は、日々、辛いことがあると想像の世界へ逃げ込んでました。アメリとは違う、必要に迫られた想像の世界は明るすぎて、切ないくらい。
 
 
 そんな彼女が、フリースクールに通い始めてから強くなる。
 
 クラスメートとはじめて手をつなぐ。文字を覚え、日記を書くようになる。
 
 守ろうとしてくれる教師と、いつのまにかできていた仲間と。
 
 そういう些細な事が実は決して些細な事ではなく、誇りにつながる重要なものなんだという事が、すごく実感できる。

 彼女は子供を生み、家を出る。最後はお母さんの事を理解し許そうとまでする。
  
 過酷な生活環境が一転してよくなるようなラストではないけれど、彼女ならば大丈夫。そう思える強さを感じる彼女が本当に魅力的。
 
 テーマの重さの割には暗い感じはしないのに、最初から最後まで涙がにじんでしまう。
 
 この映画は「いい映画だった」という表現が一番あっている。

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