フィラデルフィア美術館展
東京都美術館で「フィラデルフィア美術館展」。開催していたことに気づくのが遅く、24日までと知ってあわてて行ってきました。
フィラデルフィア美術館が有名だからなのか、時期的なものなのか、雨だというのにかなりの人が来場していて驚きました。もしかして、「ムンク展」をあきらめた人が流れてきたのか?と思うほど。
展示物は安定した作品の数々。フィラデルフィア美術館の所蔵の中でも、無難なメジャーどころばかりを借りてきました、というようなラインナップ。
時代は近代もので宗教画は皆無だから、絵の解釈はあまり必要はない。でも、美術館にきた、という満足感を与える程度に、ピカソの後期の作品もあったりして。
いつもにもまして、「幕の内弁当」度、しかも高級幕の内度が高い展覧会だった気がします。
気に入った作品。
ウジューヌ・ブータン「トゥルーヴィルの眺め」。
雲の魔術師、と言われるらしいが、雲だけじゃなく波だって素晴らしかった。
クロード・モネ「睡蓮、日本の橋」。
有名な「睡蓮」とはちょっと違う睡蓮が、日本らしくてまた素敵。
トーマス・エイキンズ「帆走」。
半月のような曲線で、帆も、風も、その両方の動きも感じられる、シンプルなのに気に入った作品。
マグリッドやクレーが一点しかなかったのが残念ですが、それでも十分、ゆったりとした気持ちになれる、素直な品ばかりの、いい美術展だったと思います。

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