三月のライオン
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この表情が全てを物語っているようで
おそらく、三月のライオン、というと、同名のマンガを思い出す人の方が多いと思う。
けれど、私はこの映画の、このパッケージにもなっているこの写真を思い出す。
もう15年以上前、雑誌「ぴあ」でこの写真をみたのだった。たしか「ぴあ」関連の賞を受賞された作品なので、紹介されていた。
そのあらすじを読んだだけで、私はやられてしまった。
「記憶喪失になった兄を迎えにきた妹は、アイスと名乗り、自分は恋人だと兄に伝える。二人は恋人同士として暮らし始めるが...」
なんて、あらすじだった。
そしてこの写真。
脱力感でも、無力感でもない。どうしようもない場所にたどりついてしまった、と、呆然とするようなこの表情。アイスのくわえかた。
ずっと気になって、でもその時は映画館にはいけなくて。
結局、観る事ができたのは今年。
DVDになっているとは思わなかった。ようやく、アイスに会えた。
映画は本当に、「三月はライオンのようにやって来て、羊のように去っていく (3月は荒々しい気候とともに始まり、穏やかな気候で終わる」というイギリスのことわざにふさわしい。
映画のラストは、二人にとってハッピーエンドなのだと思いたい。
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